日本郵船・氷川丸の写真 2507L

● 日本郵船・氷川丸の写真 額入りジクレーアート
 ≪MS Hikawa Maru, NYK LINE≫


額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください

日本郵船・氷川丸の写真 2507L

価格:

7,832円 (税込)

額・マット:
購入数:

送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます


商品名 :日本郵船・氷川丸の写真 2507L
作品名 :MS Hikawa Maru, NYK LINE
作者名 :anonymous
製作年 :1930s
額縁・マット : カマボコ型 12mm t=1.5mmx2枚ダブルマット 前面1.5mm厚クリアーガラス
          額縁とマット色をお選びいただけます
           ・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
           ・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 440mm x 365mm
作品サイズ : 335mm x 230mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは345 x 240mm)

・ フレームの詳細

額装色見本

・ ディスプレーイメージ : 大きさの参考にしていただくためのイメージ写真です

日本郵船・氷川丸の写真 2507L、ディスプレーイメージ

・ 額入りジクレーアートについて

当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたレプリカジクレープリントを、日本製の額装材料にてアート額装したものです。作品に奥行きを持たせるダブルマット(濃淡二重のマット)仕様です。
三重県伊勢市の伊勢和紙は江戸期より伊勢神宮奉書紙として漉かれ、伊勢神宮ばかりでなく全国の神社の神宮大麻(お札)として使用されています。インクジェットアートプリントへの取り組みに意欲的で、伊勢和紙アートペーパーは阿波紙と並ぶ新たなアート材料として世界中の写真家やアーティストに使用されています。無酸性和紙に顔料インクを使用することによりシルクスクリーン、リトグラフ、オフセットプリントに比べ、格段に耐光性・保存性が良く、長期にわたって鑑賞に耐えます。表面テクスチャーはマーメード紙やキャンソン紙程度の強さを持ち、厚めに乗せた顔料によって深みのある風合いが楽しめます。
製作にあたってはデジタル撮影、またはスキャニングした画像データに経年保存による傷の補修、色あせや黄ばみは原画の表現を損なわない範囲で色調・彩度の可塑修正を施し、再度、作品ごとの印刷プロファイルを微調整して仕上げ、新たなアート作品としてお楽しみいただけます。


● 日本郵船 氷川丸の写真

現在でこそ、マイクロソフト、アマゾン、スターバックス、かつてはボーイングの本拠地として知られるシアトルは、「グレートノーザン鉄道を父に、日本郵船を母に育った」と言われたほど、日本郵船と縁の深い街でした。ペリー来航から開国に至るも、四方海に囲まれながら日本に外航船は無く、サンフランシスコ・横浜・上海の外航航路は当初、米国のパシフィックメール社に営業認可せざるを得ませんでした。政府購入汽船を使用した三菱汽船による日本で初めての汽船外航航路、上海線開設は1875年(明治8年)のことでした。1885年に三菱汽船と共同運輸が合併して誕生した日本郵船は、1893年にボンベイ線、1896年には欧州線、シアトル線、豪州線を相次いで開設、名実ともに日本のフラッグキャリアーとなりました。当時、日本から北米向けの輸出品は生糸でしたが、グレートノーザン鉄道(GN)の社長ジェームズ・ヒルは最初からこの生糸に目をつけ政府の援助なしの独力でミネソタ州・セントポール(五大湖の西岸)からシアトルへの米国最北の大陸横断鉄道の敷設に成功しました。日本郵船に対しては埠頭と上屋(倉庫)の建設をGN側が負担することで航路開設を持ちかけます。日本郵船が北太平洋航路開設にあたりサンフランシスコ線での米パシフィックメールとの競合が避けられないと苦慮していたところにGNからのプロポーザル、まさに渡りに船といったところで話はトントン拍子に進み1896年7月に提携に調印、何と翌8月には第一船の三池丸が横浜を出港しました。現在60万人弱、米西海岸有数の大都市の当時の人口は3万人ほどだったといわれています。
1920年代、伝統のシアトル航路には加賀丸、伊豫丸、横濱丸、静岡丸が配船されていたものの、第一次大戦後にわかにクローズアップされた太平洋航路に英米政府がバックアップ、パシフィックメール改めダラーライン、カナダィアンパシフィック(CPL)が就航させた新造船には太刀打ちできない状況に陥っていました。1926年、日本郵船が、航路経営を断念した東洋汽船からサンフランシスコ線を引き継ぐと、この課題はいよいよ現実的になり、日本郵船はシアトル線に19ノットの氷川丸級を3隻、サンフランシスコ線に20ノットの浅間丸級3隻を新造配船することを決断します。(ちなみに欧州線にも照国丸・靖国丸を新造、年間売上に匹敵する新船建造は当時としてはとてつもなく壮大な計画でした)
大きさこそバンクーバー発着のCPLにかないませんでしたが、すでに30年以上に渡り航路経営を続けてきた日本郵船に対するシアトル市民の情は深いものがあり、すでに全米で半日運動が起き始めていた1930年にありながら、氷川丸のシアトル初入港には21発の号砲が用意され、シアトル市民挙げての歓迎ぶりは熱烈で、シアトル、ヴィクトリア、バンクーバーの各港で、披露パーティーの後も引きも切らない見学者に出港も遅れがちになったと伝わります。戦後、たった一隻残された大型客船の氷川丸でしたが、北太平洋定期航路の復活にあたりシアトル線を復活させたのはシアトルと日本郵船の深い縁による自然な成り行きだったといえるでしょう。アメリカではHIKAWAMARUは最後まで「ハイカワマル」と発音されていました・・・
シアトル港にて撮影された氷川丸の写真です

・ 雑感

絹は開国当時の日本で最も外貨を稼ぐ重要物資でした。当時生糸の生産量は清国を抜いて日本が世界一、一説によれば、日清日露両役の軍艦は即ち生糸輸出で得た外貨によって買ったとも言われます。氷川丸就航前年の1929年、絹はアメリカ合衆国貿易総輸入額の9.4%を占め全輸入品目のトップ、そしてこの殆どはシアトル港で陸揚げされたものでした。陸揚げされた絹はシアトルからグレートノーザン鉄道で60時間(1896年の開通時は90時間)の早さで東部の取引所に運ばれ、シアトル繁栄の基礎はこの40年間に日本郵船が運んだ絹がもたらしたものでした。当時、日本郵船が使用したシアトル港38番・39番埠頭は現在のエリオット湾北岸、スミスコーヴ90番埠頭の東側にあたります。戦後、氷川丸がシアトル航路に復帰した時には、かつて木造だった38番・39番埠頭は全米最大といわれたコンクリート造埠頭に改築、90番埠頭と改称され木材積み出し専用埠頭となっており、代わって氷川丸はダウンタウン中心部の50番埠頭(わずかに航空写真で当時の埠頭の跡を見ることができますが、埋め立て拡張で埠頭そのものは残っていません)を発着していました。1896年から64年間に及んだ日本郵船のシアトル線貨客船は1960年に氷川丸が運行停止、日本郵船が客船事業を中断して幕を閉じることになりました。横浜大桟橋の袂、英国一番館跡にはシルクセンタービルが建っています。遥かローマ・ペルシャから続くシルクロードの終点が横浜で、絹で栄えた日本の貿易を記念したものですが、シルクロードの本当の終点は横浜から太平洋を超えたシアトルだったのかもしれません (T.O.)

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