客船アラスカの写真 2726L

● ギオンライン 客船アラスカの写真 額入りジクレーアート
 ≪SS Alaska, GUION LINE≫


額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください

客船アラスカの写真 2726L

価格:

7,832円 (税込)

額・マット:
購入数:

送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます


商品名 :客船アラスカの写真 2726L
作品名 :SS Alaska, GUION LINE
作者名 :John S. Johnston
製作年 :1890s
額縁・マット : カマボコ型 12mm t=1.5mmx2枚ダブルマット 前面1.5mm厚クリアーガラス
          額縁とマット色をお選びいただけます
           ・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
           ・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 440mm x 365mm
作品サイズ : 335mm x 230mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは345 x 240mm)

・ フレームの詳細

額装色見本

・ ディスプレーイメージ : 大きさの参考にしていただくためのイメージ写真です

客船アラスカの写真 2726L、ディスプレーイメージ

・ 額入りジクレーアートについて

当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたレプリカジクレープリントを、日本製の額装材料にてアート額装したものです。作品に奥行きを持たせるダブルマット(濃淡二重のマット)仕様です。
三重県伊勢市の伊勢和紙は江戸期より伊勢神宮奉書紙として漉かれ、伊勢神宮ばかりでなく全国の神社の神宮大麻(お札)として使用されています。インクジェットアートプリントへの取り組みに意欲的で、伊勢和紙アートペーパーは阿波紙と並ぶ新たなアート材料として世界中の写真家やアーティストに使用されています。無酸性和紙に顔料インクを使用することによりシルクスクリーン、リトグラフ、オフセットプリントに比べ、格段に耐光性・保存性が良く、長期にわたって鑑賞に耐えます。表面テクスチャーはマーメード紙やキャンソン紙程度の強さを持ち、厚めに乗せた顔料によって深みのある風合いが楽しめます。
製作にあたってはデジタル撮影、またはスキャニングした画像データに経年保存による傷の補修、色あせや黄ばみは原画の表現を損なわない範囲で色調・彩度の可塑修正を施し、再度、作品ごとの印刷プロファイルを微調整して仕上げ、新たなアート作品としてお楽しみいただけます。


● ギオンライン 客船アラスカの写真

19世紀の蒸気船の発達段階で一瞬輝きを放った船会社のひとつにギオンラインがあります。米国人のステファン・ギオンは、蒸気船が郵便輸送に利用され始めた頃には帆船によるリバプール・ニューヨーク間の乗客輸送で成功し、南北戦争が終わって大西洋横断の欧州渡航客需要が回復すると、米国人の出資者を募りリバプールで蒸気船運航のギオンラインを設立しました。持ち船が十隻を超え、地味ながらも一定の存在感を得た1870年代終盤、蒸気船の大西洋横断速度が15ノットを超える時代になったことを斟酌して、3隻の新船による週航サービスを企図します。新鋭船を姉妹船二隻で就役させることは定法となっていましたが、3隻で「毎週出港」という明確な意図で大西洋定期横断航路の新船建造を計画したのはギオンが初めてでした。
英国籍の会社ながら、ステークスホルダーはオール米国であり、かつての宗主国への対抗心も明確で、創業時よりギオンラインの客船は米国の州名を船名にしていましたが、新たな3姉妹船はアリゾナ(1879年就役)、アラスカ(同1881)、オレゴン(同1883)と命名され3隻ともに大西洋横断速度記録を更新、ブルーリボン船の称号を得ました。三船の基本設計は同じで、ホワイトスターラインのブリタニック級を模倣したものといわれ、ウィリアム・ピアス率いるフェアフィールド造船所が建造、ピアスの真骨頂である機関には新機軸の二段膨張3シリンダーを備え高出力・最高速を狙いました。しかし、この大西洋の速度競争がいかにリスキーであったかは、ギオンラインの興亡が物語っています。高出力を狙ったため、機関室と石炭庫を大きくとらざるを得ず、このために当時の大きな収益源であったスティアリッジ客室が小さくなり収益に影響しました。第三船のオレゴンでは船容を拡大してスティアリッジ客室を広げたものの時すでに遅し、建造費の分割払いに行き詰まりオレゴンをフェアフィールド造船所に返却するに至り、社運は傾いたまま20世紀を迎えることなく解散に至りました。かつて、やはり米国の船会社コリンズラインが速度記録を独占した時代がありましたが、これを評してキュナードの経営幹部は「金貨で我々の窓を割るのは気分が好かろう。しかし、いずれそれが高くつくことがわかるはずだ」と言ったと伝わりますが、果たしてコリンズラインは破綻、そして30年後に似たような災厄がギオンラインにも降りかかったわけです。大西洋横断航路の速度競争に勝てば乗客は増えるが、収益確保の難しさがついて回り、速度競争は諸刃の剣だったといえるでしょう。
本船アラスカは、第一船のアリゾナに比しても石炭消費量の多い船で、1897年に大西洋横断から退役したものの買手は現れず、兵員輸送などにチャーターされた後、20世紀を待たずに解体されました。1890年代にニューヨーク港外で撮影されたものとされている写真です

・ 雑感

ギオンラインの失敗は、当時の大西洋定期航路の事業の難しさを典型的に示したものでした。それまでのギオンの中速中規模の船を使用した事業は順調だったといわれます。すでに米国は経済規模で英国を抜きつつあり、同胞である米国人出資者たちからの資金は潤沢で、9隻もの3000トンクラス船を擁していました。ブルーリボンは集客に絶大なる威力を発揮しますが、その船単独の収支でみた場合、概して15ノットを超えると採算性が悪化することが後の考証から分かっています。(二段膨張機関の場合。そのデッドラインはやがて三段膨張機関に及ぶとおのずと上がってきた) 19世紀の黎明期の米国からの挑戦者、先にはコリンズ、そしてギオン、いずれも速度への賞賛と引き換えに撤退を余儀なくされた共通点が見られます (T.O.)

【Maritime Gallery Ocean-Note】


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