ヴィンテージアドバタイジングポスター "日本郵船, Key to Japanese Hospitality 1933"

海のポスター : 額装ヴィンテージアド "日本郵船, Key to Japanese Hospitality 1933"


客船の雑誌広告、オリジナルヴィンテージアドバタイジングを保存額装。この商品はアメリカ、ヨーロッパの古い雑誌のオリジナルの広告ページを美術額装したものです。

ヴィンテージアドバタイジングポスター "日本郵船, Key to Japanese Hospitality 1933"

価格:

6,400円 (税込)

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アートポスターのディスプレーイメージ


ヴィンテージアドバタイジングポスター


ヴィンテージアドポスターの解説


日本郵船、1933年の雑誌広告です。日本の会社が世界に向けて大変洗練された、正調アールデコを演出した貴重な資料です。
人類史上稀な人口移動の道となった大西洋航路に比べ、太平洋航路は旅客数も少ないため採算面からも同時代の大西洋航路客船に比べれば速度も大きさもずっと見劣りがするものでした。第一次大戦後、欧米の国家主義的風潮は強まり、アメリカは旧宗主国の居並ぶ欧州よりは発展途上の東アジアへの進出を目論み、太平洋航路を重要視するようになります。1928年、アメリカは商船法を成立させ国家補助での客船運行に乗り出し、7割もの補助金を得たダラーライン(後のアメリカンプレジデントライン)は1931年プレジデント・フーバーを就航させます。またカナディアンパシフィックは大陸横断鉄道の優位を利用して英国から香港まで北米大陸経由のほぼ中級半周航路を考案し、1930年、大西洋にはエンプレス・オブ・ブリテン、太平洋にはエンプレス・オブ・ジャオンを就航させます。この情勢に対抗したのが日本郵船でした。1929年、サンフランシスコ航路に浅間丸、龍田丸、秩父丸、1930年シアトル航路に氷川丸、日枝丸、平安丸、新造船を一気に6隻投入したのです。日本郵船は現在でも世界第二位の海運会社ですが、当時、いかにして世界の郵船へ駆け上がろうとしていたかが伺われます。この6隻体制の太平洋航路運行はシステムとしては当然、APLやCPLより優れたサービスと言え、役10年間、6隻の客船が約18日のローテーションで太平洋を横断し続けました。日本は大戦で殆どの船を失い、講和条約後は外洋客船運航も再開が可能になりましたが、すでに航空機時代、新たに”豪華客船”が建造されることもなく(実は氷川丸と交代で2隻の大型客船建造が計画され、時の運輸大臣、田中角栄が日本郵船への国家補助を約束しましたが、その補助金は・・・突然来襲した伊勢湾台風の災害復興に使われ、客船建造は中止されました)、結果的に今日まで、日本の外洋客船黄金時代は1930年から1941年の11年間だったといえます。
この1933年の広告、日本へ旅行の折の週末は宮島や中禅寺湖へ・・・着物姿の可愛い女性と会える・・・といった記述が見られますが、何より正調アーリデコの上部挿絵が素晴らしい出来です。下部にはモーターライナーの記述、日本郵船の6隻の太平洋航路客船はディーゼル機関を積んでいました。当時、ディーゼルエンジンはまだ発展途上にあり、2万トン近いディーゼル機関船は珍しく(初めてだったかもしれません)、ディーゼル機関船はモーターライナーと呼ばれました。1932年就航のホワイトスターライン(あのタイタニックの船会社)の最後の客船ブリタニックは、アールデコ様式の頂点と言われ、その豪華さはブリタニックがディーゼル機関船だったためモータースタイルという言葉を生みました。激しい値引き競争とスピード競争は危険水域に達した時、明治政府の仲介で優先汽船三菱と共同運輸が合併して日本郵船が創業したのが1885年、ここでは創業から48年と書かれていることから1933年に使用されたものであることが判ります。


ヴィンテージアドポスターの仕様


作品名 :日本郵船, Key to Japanese Hospitality 1933
作者名 :
製作年 :1933
広告主 :日本郵船
額縁の仕様 : 黒カマボコ 12mm、前面1.5mm厚クリアーガラス
マットの仕様 : オーバーマット=1.5mmアンティークホワイト、バックマット=1.5mmクリーム(無酸性) 額縁サイズ : 305mm x 395mm
作品サイズ : 110mm x 315mm (マット抜きサイズ)
コンディション : 経年変化のみ、良

ヴィンテージアドポスターについて


1920年代から1970年代までのアメリカ、ヨーロッパの雑誌広告を額装しました。現在のところ、雑誌のヴィンテージアドバタイジングは、決して高価な美術品の扱いを受けているわけではありませんが、資料的な価値は将来計り知れないものになります。現在の市場価格が高価でない一方、”二度と手に入らない”ものとお考え頂いた方が賢明だからです。本商品を企画するにあたり、いわゆる”裏打ち=表装”も考えましたが、資料としての二次利用の可能性を考え、保存性と可塑性と鑑賞を両立させるため、ヴィンテージアドには手を加えずに額装しました。
・バックマットとオーバーマットは無酸性です。ヴィンテージアドは基本的にインク定着のため酸性の紙質を持ち、将来的な長期の保存に難点がありますが、無酸性のマットと接することにより、中和され保存性の向上が期待できます。
・ヴィンテージアドは直接バックマットに貼らず、和紙(カクイチ製天山)のコーナーで上下を挟んだ上で、無酸性粘着テープ(MUSE和紙アーチストテープ)でバックマットに固定します。
・数十年前のヴィンテージアドそのものです。多少のシミ、汚れ、痛みがあることを事前にご了承下さい。また、紙質によっては裏側の印刷が透けて見えるものもあります。商品写真は一切、そのような痛みを隠すための修正はしておりませんので、ご購入前に十分ご検討下さい。通常の経年変化以上に目だった欠点は商品説明コンディションの項にお断りしてあります。
・ヴィンテージアドは、将来、他の目的のために額装を外すことが容易です。
・飾る際には、直接日光が当たる場所や、極端に多湿な環境は避けて下さい。
・大変貴重な資料です。ご購入後、万が一不要になった際は、決して廃棄せず、当店にご一報下さい。
ヴィンテージアドポスターの額装手順は以下の写真の通りです。
アドポスター額装


ポスターのフレーム(額縁)詳細


ポスター 額縁 JB-FC


ヴィンテージアドポスター 詳細


※著作権保護のため透かしを入れていますが、実際のヴィンテージアドポスターには入っていません
ヴィンテージアドバタイジングポスター


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