歴史的写真集"The Sea"の続編、海の写真集
2002年出版の歴史的名作"The Sea"の続編的写真集。本の大きさや体裁は"The Sea"と同じ。たった4年でこれだけの充実ぶりには目を見張るものがあります。一部には前作を越えたとの評価もあります写真集・本の解説
フリップ・プリソンの名が広く一般に知られ、その海洋写真家としての地位が益々確固たる不動のものとなったのは、2002年に出版された"The Sea"によるものでした。中身の”重さ”に比例して大きくて重いこの本は"The Sea"は世界中の海を愛する人々の本棚の宝となりました。あれから4年、衰えることなく精力的に海の写真を撮り続けている自らのパッションをぶつけるように、続編たる"The Eternal Sea"が出版されました。体裁は"The Sea"と全く同じ。前文には1962年のジョン・F・ケネディによるアメリカズカップのオープニングセレモニーの時の言葉が引用され、日本からは築地のマグロのセリの写真が紹介されています。個人的には、前作よりも全編自然な写真という印象を持ちます。写真家・著者・編者について
フィリップ・プリソンは1947年、フランス・ロワール地方のボーズ・ソローニュ地区に生まれ、間もなく一家はブリターニュ地方の小さな港町Trinite-sur-Mer(Trinity on sea)へ移りました。父親のポール・プリソンがヨットクラブを主宰した影響を受け、7歳の頃から420クラス、505クラスのディンギーでセーリングの虜になり、同時に祖母からは写真を薦められカメラの手ほどきを受けたといいます。誰よりも海を愛する心と、ヘリコプターにあっては操縦士がギブアップするまで、高速パワーボートにあっては転覆も恐れず、命がけで撮影されるリアルでダイナミック、そして奥行きのある写真は人の心を捉えてやまず、1991年にはフランス海軍のオフィシャルフォトグラファーに指名され、彼の写真の集大成ともいえる写真集"La Mar"(The Sea)は世界12ケ国語に翻訳され出版され、そこに写し出された人と海との営みに世界中の人々が慟哭しました。
息子Guillaume-ギローム・プリソンも写真家の道を選び父親とは一味違う審美性に富む写真で高い評価を得る中、2000年には子供のときから慣れ親しむTrinite-sur-Merにギャラリー・ブティックを構える世界的に著名な海洋写真家です。
彼の代表的な写真集としては"The Sea"以外にも日めくりのように365枚の写真をフューチャーした"The Sea Day by Day"(日本のお台場、横須賀の砂浜も取り上げられています) 、子供向けに灯台の役割を説明した"Lighthouse"、息子ギロームとの協働による"Lighthouse of Europe"、史上最大の客船クィーンメリー2世の建造から処女航海までを撮った"QM2"などがあります。
本 写真集の仕様・概要
書名 : The Eternal Sea ザ・エターナル・シー体裁 : ハードカバー、412ページ、295mm X 375mm、英語
著者 : Philip Plisson フィリップ・プリソン(写真)
出版 : Harry N Abrams 2006年
ISBN : 0810930919
現地参考価格(本体表示価格) : $55.00(USA)














