1910年 IMM 客船オリンピック タイタニック 2774LL

● 1910年 IMM 客船オリンピックとタイタニックのポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
 ≪International Mercantile Marine Company's TRANATLANTIC STEASHIP LINES, OLYMPIC AND TITANIC BUILDING≫


額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください

1910年 IMM 客船オリンピック タイタニック 2774LL

価格:

9,487円 (税込)

額・マット:
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送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます


商品名 :1910年 IMM 客船オリンピック タイタニック 2774LL
作品名 :International Mercantile Marine Company's TRANATLANTIC STEASHIP LINES, OLYMPIC AND TITANIC BUILDING
作者名 :anonymous
製作年 :1910
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面t=1.5mmクリアーガラス
          額縁とマット色をお選びいただけます
           ・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
           ・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)

・ フレームの詳細

額装色見本

・ ディスプレーイメージ : 大きさの参考にしていただくためのイメージ写真です

1910年 IMM 客船オリンピック タイタニックのポスター、ディスプレーイメージ

・ 額入りジクレーアートについて

当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたレプリカジクレープリントを、日本製の額装材料にてアート額装したものです。作品に奥行きを持たせるダブルマット(濃淡二重のマット)仕様です。
三重県伊勢市の伊勢和紙は江戸期より伊勢神宮奉書紙として漉かれ、伊勢神宮ばかりでなく全国の神社の神宮大麻(お札)として使用されています。インクジェットアートプリントへの取り組みに意欲的で、伊勢和紙アートペーパーは阿波紙と並ぶ新たなアート材料として世界中の写真家やアーティストに使用されています。無酸性和紙に顔料インクを使用することによりシルクスクリーン、リトグラフ、オフセットプリントに比べ、格段に耐光性・保存性が良く、長期にわたって鑑賞に耐えます。表面テクスチャーはマーメード紙やキャンソン紙程度の強さを持ち、厚めに乗せた顔料によって深みのある風合いが楽しめます。
製作にあたってはデジタル撮影、またはスキャニングした画像データに経年保存による傷の補修、色あせや黄ばみは原画の表現を損なわない範囲で色調・彩度の可塑修正を施し、再度、作品ごとの印刷プロファイルを微調整して仕上げ、新たなアート作品としてお楽しみいただけます。


● 1910年 IMM 客船オリンピック タイタニックのポスター

オリンピックとタイタニックの就航予告のポスターです。
19世紀、アメリカの事業家、J.P.モルガンはアメリカの鉄道事業を次々と買収してトラストを形成、ディスカウント合戦で疲弊していた鉄道業界の再編に成功し運賃を一定水準に安定させることで莫大な富を得ました。一方で、列車ダイヤが乱れ、事故も多く信頼を失いかねなかった米国鉄道を、安全で利便性も良く事業として発展が望める社会インフラへと変貌させた面も見過ごせませんでした。この自らの利益と社会貢献を両立させた成功体験をもとに、遅くとも1890年頃には大西洋航路の運航事業に参入し、やがて持ち株会社として、およそ20世紀を迎える頃には大西洋航路の独占を目論めるところまで事を進捗させてゆきます。鉄道事業の時に倣った買収の手管で、特に北大西洋航路においては英国のキュナードライン以外の主要船社は、モルガンの持ち株会社インターナショナル・マーカンタイル・マリーン=IMMの傘下、もしくは資本提携下に置かれるという奇異な状況が現出しました。英国は国防上も帝国のプレゼンス上もこれを良しとせず、キュナードに莫大な国家資金を貸し付けてルシタニアとモーレタニアを建造します。
IMMの主力船会社はホワイトスターラインとレッドスターラインでしたが、当初、ホワイトスターラインの二代目社長であったブルース・イズメイは当初IMMの買収提案に否定的な立場をとりました。ところが、二人三脚で事業を拡大してきた造船所、ハーランド&ウォルフのピリー卿は、キュナードのように政府の強力なバックアップを得ずとも(政府のバックアップは、反面で海軍の指導力を招くこととなり、造船所にとっては決して心安らかなものとは言えない)莫大な米資本を得ることによって新船の建造が容易になることからIMMの傘下になることに賛意を示し、この両面からのプレッシャーによってイズメイはIMM傘下に入る決断を余儀なくされました。ルシタニアとモーレタニアは最早、客船というよりは仮想巡洋艦を客船にしたと言って差し支えないほどの性能を持ちながら客船としての営業収支は半ば度外視された感のある船で、海軍の技術力を得ずにこの姉妹船に対抗するには発想を転換するしかありません。幸いホワイトスターラインの創業者であったトーマス・イズメイは、以後の事業の方向性として最晩年に速度競争からの脱却と乗り心地の良い安全な客船という考え方を示し実践していました。こういった諸事情から発案されたのがオリンピック、タイタニック、ブリタニックの三姉妹船の新船建造でした。キュナードの速度に対し適度な速度と大きく安全な客船という答えを見出したものでしたが、その大きさは中途半端なものではなく、当時世界最大であったキュナードの姉妹船を総トン数で5割増しという途方もないものでした。タイタニックの事故によって、様々な問題点が指摘されるところですが、それは結果論であり、当時の技術水準と安全に対する社会通念からすれば間違いなく「不沈船」の名に恥じない客船でした。結果的には、このオリンピックとタイタニックの建造と就役がIMMの社運のピークとなりました。
1890年代からの事業買収は潜在的に過剰な資金調達に苦しめられており、IMMの会社としての財務状況は常に危機的なものだった分析されています。つまり、独占を目指すあまり、買収先の株式を良い値段で買いすぎたということです。それでも完全独占までたどり着くことが出来て、価格支配力を手中にすれば野望は成功に至ったかもしれませんが、米国鉄道よりは古い伝統を持つ外航海運業は複雑で、そもそも客船事業は郵便輸送の補助金で成り立っている実情があり、事実上のステークスホルダーである各国政府の意を得ないままの強引な買収は、決して良い結果を生むことが出来ませんでした。つまり、外国資本になったフラッグキャリアーを各国政府も困惑したということです。そして、IMMの事業の行く先の展望を一転させたのがタイタニックの沈没事故でした。
J.P.モルガンの海運業への思い入れは、モルガンなりにはピュアーなもので、モルガン自身はベルファストまで足を伸ばしオリンピックやタイタニックの進水式にも参加しました。そしてタイタニックが沈没した処女航海には乗船する予定でした。ところが、モルガンはタイタニックに乗船しませんでした。オフィシャルには体調を崩したためとされています。当時、モルガンの周辺にあった人々によれば、この事件で偶然に死を逃れた恐怖からモルガンは精神的に大きなショックを受け、急速に海運業への興味を失ったとされています。モルガンが興味を失った後のIMMの末路は想像するまでもなく、時間を掛けて解体されてゆくことになります。モルガン財閥としての損失も小さなものではなかったと言われています。(様々な経理操作も行われており、そもそも財閥の経営実態が正確に公になるわけもなく、どの程度の損失かははっきりしません。ただIMMは表面上は穏便に解散されてゆきました)
このポスターはオリンピックとタイタニックの建造によって頂点を迎えたIMMの絶頂期に制作されたものです。そもそも持ち株会社たるIMMは、独自の宣伝や営業活動は殆ど行っておらず、傘下の各船社の広告やポスターにIMMの社名が入ることはあっても、IMMのポスターは伝わる限りでは2種類程度しかありません。そのうちの一枚が本作です。全体に傘下の船会社の社名と社旗がズラリと並びますが、そもそもこのポスターの目的は左側のオリンピックとタイタニックの就役予告だったと考えられます。それだけ、ホワイトスターラインは言うに及ばず、IMMにとっても社運を掛けたプロジェクトだったことが窺われます。非常に珍しいもので、発見されたのは21世紀になってからのことでした。恐らく他に現存するものがあったとしても数枚程度と考えられます。海運史の狭間ですっかり存在感の薄いIMMですが、当時の役回りは主役級だったことが偲ばれます

・ 雑感

J.P.モルガンは、タイタニックの沈没の翌年、1913年に生涯を全うしました。IMMによる海の覇権獲得には失敗しましたが、タイタニックの沈没のみにその責があったわけではありません。きっかけになったのは事実でしょうが・・・海運業は想像するよりも保守的な世界のようで、海運業界全体がいわばひとつのトラストを形成していると言っても過言ではありまんでした。航路権というのは不思議なもので、既得権益メンバーの同意があって初めて得られるものだそうです。また上記の通り、国家も密接に関与してました。モルガンといえども当時は新興財閥、むしろこのポスターを描けるまでの活躍は驚嘆に値するものだったかもしれません(T.O.)

【Maritime Gallery Ocean-Note】


● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Ocean Liner INDEX

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