1935年 セオドア・エトバウアー ハンブルク・アメリカライン 3057LL

● 1935年 セオドア・エトバウアー ハンブルク・アメリカラインのポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
 ≪MIT DER HAPAG NACH OSTASIEN, HAMBURG AMERIKA LINIE≫


額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください

1935年 セオドア・エトバウアー ハンブルク・アメリカライン 3057LL

価格:

9,487円 (税込)

額・マット:
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商品名 :1935年 セオドア・エトバウアー ハンブルク・アメリカライン 3057LL
作品名 :MIT DER HAPAG NACH OSTASIEN, HAMBURG AMERIKA LINIE
作者名 :Paul Theodore Etbauer
製作年 :1935
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面t=1.5mmクリアーガラス
          額縁とマット色をお選びいただけます
           ・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
           ・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)

・ フレームの詳細

額装色見本

・ ディスプレーイメージ : 大きさの参考にしていただくためのイメージ写真です

1935年 セオドア・エトバウアー ハンブルク・アメリカラインのポスター、ディスプレーイメージ

・ 額入りジクレーアートについて

当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたレプリカジクレープリントを、日本製の額装材料にてアート額装したものです。作品に奥行きを持たせるダブルマット(濃淡二重のマット)仕様です。
三重県伊勢市の伊勢和紙は江戸期より伊勢神宮奉書紙として漉かれ、伊勢神宮ばかりでなく全国の神社の神宮大麻(お札)として使用されています。インクジェットアートプリントへの取り組みに意欲的で、伊勢和紙アートペーパーは阿波紙と並ぶ新たなアート材料として世界中の写真家やアーティストに使用されています。無酸性和紙に顔料インクを使用することによりシルクスクリーン、リトグラフ、オフセットプリントに比べ、格段に耐光性・保存性が良く、長期にわたって鑑賞に耐えます。表面テクスチャーはマーメード紙やキャンソン紙程度の強さを持ち、厚めに乗せた顔料によって深みのある風合いが楽しめます。
製作にあたってはデジタル撮影、またはスキャニングした画像データに経年保存による傷の補修、色あせや黄ばみは原画の表現を損なわない範囲で色調・彩度の可塑修正を施し、再度、作品ごとの印刷プロファイルを微調整して仕上げ、新たなアート作品としてお楽しみいただけます。


● 1935年 セオドア・エトバウアー ハンブルク・アメリカラインのポスター

「我が国の将来は海上にあり!」・・・ウィルヘルム2世統治下のドイツ帝国の野心は、当時の世界情勢に引きずられるように、当然海上に向かいました。ドイツの二大船社である北ドイツロイドとハンブルク・アメリカ・ラインは、20世紀初頭には国家的野心に呼応するように北大西洋航路において、速度と運搬乗客数で英国を上回ることに成功しました。このように、ドイツの国家的野心は大西洋航路では後世に語り草となる物語を生みますが、歴史の陰に埋もれてしまいがちではあるものの、二大船社は東回り航路にも手を尽くしていました。海路の発達によって、国家の産業や消費、ひいては経済全体が理想的な形で成長を果たすには豪州、アジアとの貿易を必要としていました。ドイツ帝国は、この海路ではフランスのMM仏郵船か英国P&Oの手を借りなければならない状況でした。北ドイツロイドは1890年代に豪州、極東航路に参入、ところが北大西洋航路のノウハウで船を投入したところで速度、大きさ、貨客のバランスがミスマッチを起こし、結局は豪州、極東航路への新たな貨客船の投入せざるを得ず莫大な投資を余儀なくされました。(特に乗客よりは貨物の割合を多くすることが必要だったと分析されています)ハンブルク・アメリカ・ラインの中興の祖、アルベルト・バリーンは賢明で、北ドイツロイドの失敗を知ってか知らずか、1898年にシンガポールを拠点とした船社を買収し18隻の貨客船を手に入れて極東航路に参入しました。成長は成長を生み、両船社合わせると、第一次世界大戦直前の全航路では船腹数700隻弱、寄港地は450か所を誇るまで成長したとされています。
海運史の資料の中に興味深い記述を発見しました。第一次大戦後、船腹の4割弱を失ったドイツの海運業の再興にあたり、日本郵船が日本−ハンブルク航路をハンブルク・アメリカ・ラインに、日本−ブレーメン航路を北ドイツロイドラインに売却したのだそうです。敗戦国は往々にして外航船の運航を禁止もしくは制限されるものですが、このことは航路権自体が一旦召し上げられたということを意味します。日本郵船側の意図は資料に記述がありませんが、推測するに地中海経由のロンドン航路に専念すべき結論を得たのだと考えられます。(ロンドン航路は参入が難しい航路で、あのキュナードでさえロンドン入港は1930年代のことです) とまれ、ハンブルク・アメリカ・ラインの再興は地道に実りをあげて1930年代の本作ポスターが活用されたのだと考えられます。北ドイツロイドのように、航路最速の船を浮かべた訳ではありませんが、ドイツ人乗客向けに日本を真摯に案内しようとする姿勢が率直に感じられる綺麗なポスターです。デザインは戦前のハパグのポスターで多作ぶりをいかんなく発揮したセオドア・エトバウアーで、本作では中点の星印に珍しくサインと別の色(赤)を使っています。オリジナルの制作部数は多くはなかったようで、他のハパグ−エトバウアー作品とは違って現存は殆ど確認されていません。

・ 雑感

帝国主義時代の経済は言うまでもないことながら、三角貿易の論理でこそ経済成長を果たせるものとされていました。簡単に言えば、産業革命以降の生産規模の拡大によって余剰となる品物を大量消費地で消費させるという考え方です。これを達成するために、列強は植民地の獲得合戦を繰り広げた訳です。植民地は本来、移民の移植地の意味ですが、帝国主義体制下にあっては奴隷的な労働力の供給源兼余剰生産物の消費地でした。莫大な人口を持っていた中国に列強の目が向いたのは当然の結果でした。第一次大戦の結果、ドイツは中国での三拠点を失いますが、それでも航路再建を果たしたことからは豪州・アジア・極東航路の重要性が垣間見えます。 (T.O.)

【Maritime Gallery Ocean-Note】


● ジクレーアートプリント・客船 LL/Poster Cruise Line INDEX

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