海 ポスター : 客船の写真ポスター "QE2 Leaving New York"
1969年の就航以来”外洋客船”の代名詞として君臨したクィーンエリザベス2。ニューヨーク港を出航してゆく1994年の写真です。このプリントはいわゆる印刷ではなく、デイリーミラーのアーカイブから写真画質でプリントされたものです。ポスターの解説
1994年、最後の定期大西洋横断客船となり、日本では”豪華客船”の代名詞として40年かん親しまれたクィンエリザベス2のニューヨーク出航の写真です。このポスターは、いわゆる印刷ではなく、英国の新聞、デイリーミラーの膨大なフィルムアーカイブのデータから写真画質でプリントされたものです。1958年に航空機と客船の旅客数が逆転、キュナードの客船運航が赤字に転落した1965年、クィーンエリザベス2が起工されました。キューナードはまだこのビジネスを諦めていなかったからです。就航は1969年、ネーミングはエリザベス女王、命名の言葉は"I name this ship Queen Elizabeth the Socond"=クィーンエリザベス2世、だったといわれ、一般的にはクィーンエリザベス2の”2”が2号を指すと言われるものの、ネーミングの時の言葉をそのまま考えるならば、女王が自身の名の”2世”を名付けたと解釈され、キュナードはどちらにも取れるようにローマ数字ではなく”2”と表記したのだといわれます。さて、蒸気タービン2基で11万馬力は当時のアメリカ海軍の航空母艦並みの出力、69000トンの体躯は1980年まで世界最大でした。航空機の速度に敵うわけもありませんが、強力な機関による速力は当代抜群で、1970年には大西洋西航、ビショップロックからニューヨークアンプローズ灯船間を、3日と20時間42分、30.36ノットを記録しました。すでに、1952年には軍艦の機関を積んだ客船ユナイテッドステーツが34ノットを超える、とてつもない速度記録を作っていましたが、定期客船で大西洋を30ノット超で走りきった客船は5隻しかありません。1982年、フォークランド紛争に徴用、良くも悪くもその生涯に輝かしい経歴を加え、1987年には、機関をディーゼルエレクトリックに換装、最高速を34ノットにまで伸ばします。2004年、クィーンメリー2が就航、35年間勤めたキュナードの旗艦の座を譲りました。2008年には退役、ドバイにて会場ホテルとして利用保存される予定になっています。クィーンエリザベス2が伝統にのっとり、大西洋横断定期船の性能を持ったまま船齢を全うすることは、ある意味で大変意義深いことだったといわれます。何故なら、経営的に楽ではない頑丈な船を維持し続けるのは、他国にすでに絶えていることからも判るとおり、そこに英国の強い意思を感じるからです。現代のクルーズ客船は、船体の上にホテルを載せたような形状になっていますが、速度と安全性を重視した大洋横断定期船は美しい形状をしています。どんな荒天でも港に逃げ込むことなく走る・・・そんな船の力強さが美しい一枚です。
フレーム入りポスターの仕様
作品名 :QE2 Leaving New York クィーンエリザベス2、ニューヨーク出航作者名 :Anymous (Daily Mirror Collection) デイリーミラーコレクション
製作年 :1994
出版元 :Daily Mirror
印刷国 :U.K..
額縁・マット : 黒カマボコ 12mm、レッドマット、前面1.5mm厚クリアーガラス
額縁サイズ : 365mm x 440mm
作品サイズ : 260mm x 310mm (マット抜きサイズ)
ポスターのフレーム(額縁)詳細
ポスターの作者について
デイリーミラー紙は1903年創刊、いわゆるタブロイド紙の老舗です。創刊から程なく、当時写真を前面にニュースや話題がダイレクトに目に飛び込んでくる紙面は瞬く間に市民権を得て、英国主要紙のひとつに躍り出ました。1923年にはアメリカでライフ誌が創刊されますが、ゴシップ性の高い記事が批判の対象になることも多かったのも事実ですが、写真や絵で視覚的に読者に訴える手法やタブロイド紙の普及はデイリーミラーの功績によるところが大きかったと考えられます。2007年よりデイリーミラーの膨大な写真アーカイブから写真品質のデジタルプリントが入手できるようになりました。無数の歴史的的瞬間を捉えてきた待望のコレクションです。ポスター 詳細
※著作権保護のため透かしを入れていますが、実際のポスターには入っていません














