海 ポスター : 戦前のニューヨーク港の客船
ここに写された貨客船クリキュアより、むしろ戦前のニューヨーク港、アメリカの海の雰囲気を伝える写真として今日まで伝わるポスターです。クリキュアは南米から主にバナナを運んだ貨客船でしたポスターの解説
SS Quiriqua=クリキュアは11800トン、マサチューセツの造船所で建造され1932年就航、船主・運行会社はUnited Fruit社で、南米航路にて果物と旅客を運ぶ貨客船でした。1941年にはアメリカ海軍に徴集され、AF-12 Mizarとして第二次大戦に参加、1946年に United Fruit社に復帰しました。クリキュアの船としての知名度は高くはありませんが、同じくローゼンフェルドによって1953年に撮影された"SS United States"、あるいは1946年にアンドレアス・ファイニンガーが撮りLIFEの誌面を飾った"Queen Mary on the Hudson River in New York"と並び港町ニューヨークの古きよき時代の様子を写したものとして知られ、なおかつ1932年、つまり戦前のニューヨーク港の写真といった意味でこの写真は貴重なもので非常に人気の高いポスターです。フレーム入りポスターの仕様
作品名 :Quiriqua United Fruit Liner 1932 クリキュア・ユナイテッド・フルーツ・ライナー・1932作者名 :Rosenfeld Collection ローゼンフェルド・コレクション
製作年 :1932
出版元 :Mystic Seaport
印刷国 :U.S.A.
額縁・マット : 白カマボコ 12mm、濃紺暗灰色マット、前面1.5mm厚クリアーガラス
額縁サイズ : 320mm x 260mm
作品サイズ : 225mm x 175mm (マット抜きサイズ)
ポスターのフレーム(額縁)詳細
ポスターの作者について
モーリス・ローゼンフェルドは1885年オーストリアに生まれ、一家はアメリカに渡りニューヨークで育ちました。彼は写真家の道を選び、当時アメリカで最も有名な海の写真家のひとりであったエドウィン・レビックの下で働きます。独立して自らのスタジオを持ったのは1910年、海の商業写真の仕事は順調で、モーリスの3人の息子たちは次々と父の仕事に参加することとなります。1929年、そのキャリアの頂点でエドウィン・レビックが急逝しました。レビックはアメリカズカップのオフィシャルフォトグラファーでしたが、1930年のレースではレビックの急逝を受けて、ローゼンフェルド達も撮影に参加しました。以後、ローゼンフェルド家はアメリカで並ぶべきものが無い存在としてアメリカズカップをはじめとするアメリカの海のシーンを撮り続けました。1968年、モーリス・ローゼンフェルドは亡くなり、それ以降も有名な”Flying Spinekers"や"Once in a Lifetime"を撮ったスタンレーを中心にビジネスは続けられましたが、1984年100万枚にも上る膨大なネガ・フィルムは、コネチカット州のミスティックシポートミュージアムに売却されました。1983年、永遠と思われていたアメリカスカップの防衛に敗れカップがオーストラリアに渡ったことや、アメリカズカップが変貌しスポンサーのロゴが大きく描かれるヨットの写真を撮ることに意義を見出せなかったのだといわれます。2002年スタンレー・ローゼンフェルドはマイアミの自宅で永眠しました。ローゼンフェルド家の作品は、写真集"Sail & Sailing"(重版未定、市場在庫のみ)、"A Century Under Sail"(スタンレー自身による編集)、"Sleek"に見ることができます。ポスター 詳細
※著作権保護のため透かしを入れていますが、実際のポスターには入っていません














