海 ポスター : 客船の復刻ポスター "Nord Deutscher Lloyd Bremen"
最新鋭のスーパーライナー”ブレーメン”に初代の帆船”ブレーメン”が描かれた印象的なポスターです。印刷ではなく、オリジナルポスターをデジタル技術で復刻したミュージアムクォリティーのプリントですポスターの解説
史上初のスーパーライナー、北ドイツロイドラインの客船ブレーメンのポスターです。このプリントは、いわゆる印刷とは違い、オリジナルのヴィンテージポスターをデータ化し、アートペーパーにインクジェットプリントしたもので、美術館によるオリジナル保存のための摸刻展示などにも利用される、デジタルジクレーという手法で製作されたものです。厳密な定義はありませんが、5万トン超、大西洋を平均25ノットを上回る速度で横断する客船を、一般にスーパーライナーと呼びます。1950年代に航空機時代が到来したこともあり、今日までスーパーライナーと言われる客船はわずか10隻も建造されていません。(2004年就航のクィーンメリー2が最後になるかもしれません)ドイツは第一次大戦の傷が癒えると、ヨーロッパ他国のスーパーライナー建造計画を知り、計画中の2隻の客船の仕様を改め、2隻体制での運行、28ノット超に初めて挑戦したのが北ドイツロイドラインでした。このポスターに描かれるブレーメンは僚船オイローパとともに1930年に就航しました。航空機と違い、船はより一品生産の性格が強く、進水して公試運転をしてみないと(もっと言えば、実際に定期航路を運行しないと)性能は測れません。2隻はモレタニアが22年間保持したブルーリボン(大西洋を最も速い速度で横断した客船の称号)を奪取しますが、残念ながら28ノットには及びませんでした。しかしながら、2隻は世界初のスーパーライナーであり、バウハウスが担当した船内の内装は、誰も目にしたことのない”モダン”なデザインであり、新しいスーパーライナーの時代を切り開きました。ブレーメンは1930年代、僚船のオイローパ、イタリアのレックス、フランスのノルマンディー、イギリスのクィーンメリーとともにスーパーライナーとして活躍しますが、第二次世界大戦勃発時のニューヨーク港からの脱出劇は有名です。1939年8月、西航でニューヨークに入港したブレーメンに本国から「急いで帰国せよ」の命令が入りました。英国はアメリカにブレーメンの出航差し止めを依頼しました。もう開戦が目の前に迫っており、開戦と同時に拿捕する計画を立てたのです。ニューヨーク港湾局はブレーメンに急遽船検を実施し出航許可を出しません。法的に可能な出航差し止めは48時間、この時間が切れブレーメンは乗客も乗せず出航します。ニューヨーク港の出入り口は水深が浅く、大型船の出入りのためにアンプローズチャネルという水路が掘られています。この出入り口の外にはチャネルを示すアンプローズ灯台船が係留されています。(丁度JFK空港の南側あたり、現在は船や浮標ではなくタワー状になっています)通常は大型船はこの南側の水深25メートルのあたりを進みますが、ここにはその夜、英国の巡洋艦が待ち構えていました。当然、追跡して、開戦と同時に停船、拿捕の構えでした。ブレーメンはアンプローズチャネルを出ると、船の灯火を全て消し、何とアンプローズ灯台船の北側、僅か水深12メートルから15メートルの海を全速で突っ切り、大西洋に出ます。巡洋艦はブレーメンを逃がしました。海上封鎖でぶれまーはフェンに帰ることが出来ず、一旦中立国ソビエトに滞在後、やっと母港に戻ったのは12月のことでした。ブレーメンは、イギリス上陸作戦に備え兵員輸送船に改装されますが、戦況はそこまで至らず、1941年に火災を起こし、戦後爆沈処分されました。
フレーム入りポスターの仕様
作品名 :Nord Deutscher Lloyd Bremen 北ドイツロイドライン・ブレーメン作者名 :
製作年 :1931
出版元 :Vintage Arte
印刷国 :U.S.A.(Degital Gicree)
額縁・マット : 黒パール 40mm、ライトブラウングレーマット、前面1.5mm厚クリアーガラス
額縁サイズ : 620mm x 800mm
作品サイズ : 415mm x 570mm (マット抜きサイズ)
ポスターのフレーム(額縁)詳細
ポスターの作者について
作者不詳ですポスター 詳細
※著作権保護のため透かしを入れていますが、実際のポスターには入っていません














