海 ポスター : 1934年、アメリカズカップ・トライアル中のヨット
アメリカズカップが最も華やかな旧きよき時代、1934年の防衛に向けトライアルの海で競り合うレインボーとヤンキーのポスター。ヤンキーは最速といわれながら微風とターンに弱点がありました。レインボーは苦戦しながら英国艇エンデバーに勝ちますポスターの解説
1930年建造、三艇目のJクラス、Yankee=ヤンキーと1934年進水のRainbow=レインボーのアメリカズカップ防衛に向けたロングアイランドの海でのサマートライアルの写真ポスターです。ヤンキーは1930年当時、最もパワフルなヨットと言われながらターンに弱い弱点を克服できず防衛艇になることができませんでした。しかし、1930年は再びトライアルに参加、防衛艇となる可能性がゼロではなかったと言います。(現代と違い、クラブ間の私的なレースの色合いが強く、新造艇の解釈もあやふやなものでした)対してRainbowはJ-Classヨットでは未だ試みられることの無かったタックジブを使い人々を驚かせました。このトライアルでは、ターンの性能の優劣が如実に顕れたといわれています。(参考:写真集"An America's Cup Treasury")しかしながら、アメリカズカップの本戦では海を越えてきた英国のエンデバーを相手にレインボーは苦戦、接戦での辛勝は名勝負として語り継がれます。フレーム入りポスターの仕様
作品名 :Yankee & Rainbow ヤンキー&レインボー作者名 :Edwin Levick エドウィン・レビック
製作年 :1934
出版元 :Unwrapped Collection
印刷国 :U.S.A.
額縁・マット : 白カマボコ 12mm、濃紺暗灰色マット、前面1.5mm厚クリアーガラス
額縁サイズ : 395mm x 305mm
作品サイズ : 250mm x 195mm (マット抜きサイズ)
ポスターのフレーム(額縁)詳細
ポスターの作者について
エドウィン・レヴィックは1869年、ロンドンに生まれ、1899年アメリカへ渡り、ニューヨークをベースとする海の写真で成功してゆきます。レヴィックはニューヨークヨットクラブのオフィシャルフォトグラファーとして、アメリカズカップなどセーリングスポーツの写真を撮り、1928年にはアメリカ写真家ブルーリボン賞を受賞、アメリカ屈指のマリタイムフォトグラファーとなりますが、頂点を極めた翌年、心臓発作でこの世を去ります。レヴィックの仕事は第二次大戦勃発前まで妻と息子たちが引き継ぎ、アメリカズカップのJボート時代終焉まで、そのダイナミックな構図を引き継いだ彼のスタジオのカメラマンたちによりレビックのクレジットで撮影されました。その後、戦争の混乱で彼の写真は行方不明となり、1960年代になって、ニューヨーク市庁の倉庫に眠っていた43000枚に上る写真が発見され、ヴァージニア州のマリナーズ・ミュージアムに保存・管理されることになります。因みに、1930年のアメリカズカップからは、レヴィックの下で働き独立していたモーリス・ローゼンフェルドもその撮影に参加、ローゼンフェルド家は3人の息子たちを加え1970年代まで海の写真を撮り続けました。レビックの写真はマリナーズ・ミュージアムの管理の下で出版されますが、書籍としては1893年から1937年までのアメリカズカップを記録した写真集"An America's Cup Treasury"が出版されるのみで、重版の予定が定かでなく、ヨットセーラーたちにとってはビッグボートの華やかかりし日々に思いを馳せることのできる貴重な本となっています。ポスター 詳細
※著作権保護のため透かしを入れていますが、実際のポスターには入っていません















