海 ポスター : 客船・クィーンエリザベスとマンハッタン
LIFE誌上を飾った、海の時代=客船時代の終焉にマンハッタンを前にするクィーンエリザベスの写真のポスター。この写真が使用された記事は不明ですが1958年は客船と飛行機の旅客数逆転の歴史的な年でしたポスターの解説
大西洋定期客船の2隻体制によるウィークリー運行には巡航29ノット、約丸4日間で大西洋を渡る必要がありました。ドイツはブレーメンとオイローパ(英語でヨーロッパ)を建造するものの、27ノットの巡航速度しか出せずに失敗、次にフランスはノルマンディーを建造しますが一隻のみ、キュナードはクィーンメリーとクィーンエリザベスで2隻体制でのウィークリー運行の実現を狙います。Queen Elizabeth=クィーン・エリザベスは83600トン、先に就航していたクィーンメリーとともに、史上初の2隻体性による大西洋ウィークリー運行に就くところでしたが、1939年、竣工の前日に英国は第二次大戦参戦、一度も旅客を乗せることなくドイツ軍の空襲を逃がれアメリカに回航されました。戦時中は姉妹艦のクィーン・メリーとともに兵員輸送のために海を走り、戦後になってから、本来の役割、クィーンメリーと二隻体制の英国・アメリカ間の定期航路の主役に就きました。クィーンメリーと姉妹艦であったため、船体と機関の基本的な設計は同じでしたが、排気系統の技術の進歩により煙突はクィーンメリーの3本に対し2本に減り、煙突の数が多いほど速く見えて良いという定説を覆し(有名なタイタニックの4本煙突のうち一本はダミーでした)、その均整のとれた外観はクィーンメリーの人気を越えるものがありました。竣工時にはクィーンメリーとノルマンディー(フランス)で熾烈に争われていたブルーリボンの獲得(最速の大西洋横断に与えられる)が十分狙える巡航30ノットの性能がありましたが、戦時の酷使がたたり、ブルーリボンには手が届きませんでした。この写真が撮影された1958年は、旅客機・ボーイング707の就航で、初めて飛行機の旅客数が客船のそれを上回った年でした。この写真が使われたLIFE誌の記事の内容については残念ながらわかりませんが、オシャンライナー時代の終わりをその誌面に伝えたのではないかと思われます。フレーム入りポスターの仕様
作品名 :New York 1958 ニュー・ヨーク1958作者名 :Andreas Feininger アンドレアス・ファイニンガー
製作年 :1958
出版元 :icon
印刷国 :EU
額縁・マット : マホガニー色カマボコ 12mm、白マット、前面1.5mm厚クリアーガラス
額縁サイズ : 305mm x 395mm
作品サイズ : 190mm x 290mm (マット抜きサイズ)
ポスターのフレーム(額縁)詳細
ポスターの作者について
Andreas Feininger=アンドレアス・ファイニンガーは1906年、パリで生まれました。父親のライオネル・ファイニンガーは画家で、ドイツのバウハウスで絵を教えていました。そのような環境にあってファイニンガーは建築家を目指しましたが、自身でこれを諦め、1939年にアメリカに渡りフリーランスのフォトグラファーを経て1943年にLIFE誌のスタッフとなります。以後1962年までLIFE誌の仕事を続け、建築家の着眼点で撮られる写真は人々の絶賛を浴びる事になります。1999年に死去しましたが、LIFEから離れた後も、建築、風景、静物に優れた業績を残しました。アメリカでも何本かの指に入る写真家であり、その作品はニューヨーク近代美術館、スミソニアン博物館等々に収蔵されています。ポスター 詳細
※著作権保護のため透かしを入れていますが、実際のポスターには入っていません















