海 ポスター : 1937年に撮影されたJボート5艇の競演
エンデバー、エンデバー2、レインボー、レンジャー、ヤンキー!5隻のJ-Boats(Jクラスヨット)が競演する名場面です。1937年、ニューヨークヨットクラブが主催したロングアイランド沖の海でのトライアルレース、スタートシーンのポスターですポスターの解説
ポスターの写真の原題は"On the Wind"とされています。スタンレー・ローゼンフェルドが写真集"A Century Under Sail"のキャプションに自ら語るには「自分達の写真の中で最もドラマチックなもの」と記されています。それもその筈、アメリカズカップはマッチレースであり、Jクラスヨットが5隻でレースをするシーンはありません。まして、1930年代当時、120フィートを超える最も大きなレース艇であったJクラスヨットは、米国英国合わせて10艇しか建造されず、そのうち、半数が一同に会したのは前にも後にもこの時だけのことでした。このレースはロングアイランド沖の海でニューヨークヨットクラブの主催とされており、挑戦艇エンデバー2の調整を兼ねた(当時はまだ大西洋を渡って来るルールだったので調整が必要でしたし、ニューヨークヨットクラブが事前にエンデバー2の実力を測る目的があったかもしれません)恐らくカップレースを前にしたプレイベントだったのではないかと思われます。残念なことに、その大きさ故、また第二次大戦の混乱のため、ここに会したJクラスヨットのうち、現存するのはエンデバーのみです。フレーム入りポスターの仕様
作品名 :J-Class Start (On the Wind) Jクラス・スタート作者名 :Rosenfeld Collection ローゼンフェルドコレクション
製作年 :1937
出版元 :Mystic Seaport Musiumn
印刷国 :U.S.A.
額縁・マット : 黒パール 40mm、ライトブルーサンド柄マット、前面1.5mm厚クリアーガラス
額縁サイズ : 630mm x 570mm
作品サイズ : 550mm x 400mm (マット抜きサイズ)
ポスターのフレーム(額縁)詳細
ポスターの作者について
モーリス・ローゼンフェルドは1885年オーストリアに生まれ、一家はアメリカに渡りニューヨークで育ちました。彼は写真家の道を選び、当時アメリカで最も成功していた海の写真家のひとりであったエドウィン・レビックの下で働きます。独立して自らのスタジオを持ったのは1910年、海の商業写真の仕事は順調で、モーリスの3人の息子たちは次々と父の仕事に参加することとなります。1929年、そのキャリアの頂点でエドウィン・レビックが急逝しました。レビックはアメリカズカップのオフィシャルフォトグラファーでしたが、1930年のレースではレビックの急逝を受けて、ローゼンフェルド達も撮影に参加しました。以後、ローゼンフェルド家はアメリカで並ぶべきものが無い存在としてアメリカズカップをはじめとするアメリカの海のシーンを撮り続けました。1968年、モーリス・ローゼンフェルドは亡くなり、それ以降も有名な”Flying Spinekers"や"Once in a Lifetime"を撮ったスタンレーを中心にビジネスは続けられましたが、1984年100万枚にも上る膨大なネガ・フィルムは、コネチカット州のミスティックシポートミュージアムに売却されました。1983年、永遠と思われていたアメリカスカップの防衛に敗れカップがオーストラリアに渡ったことや、アメリカズカップが変貌しスポンサーのロゴが大きく描かれるヨットの写真を撮ることに意義を見出せなかったのだといわれます。2002年スタンレー・ローゼンフェルドはマイアミの自宅で永眠しました。ローゼンフェルド家の作品は、写真集"Sail & Sailing"(重版未定、市場在庫のみ)、"A Century Under Sail"(スタンレー自身による編集)、"Sleek"に見ることができます。ポスター 詳細
※著作権保護のため透かしを入れていますが、実際のポスターには入っていません

















