海 ポスター : 客船の復刻ポスター "Normandie"

史上最高の客船といわれるノルマンディー、1935年5月29日出港・・・処女航海のポスターを復刻したものです。この作品は客船や海という分野に限らずアールデコ様式自体の代表作とされ、カッサンドルによる大胆にデフォルメされた構図は美術史上も重要とされるものです。この商品は印刷ではなく、オリジナルポスターをデジタル技術で復刻したミュージアムクォリティーのプリントです
アートポスターのディスプレーイメージ


ポスターの解説

名船ノルマンディーの1935年5月29日出港、処女航海のポスターです。画題となったノルマンディーが史上最高との客船ならば、その船のために製作されたポスターもアールデコ様式史上、美術史上も重要な地位を占めるカッサンドルの代表作です。このプリントは、いわゆる印刷とは違い、オリジナルのヴィンテージポスターをデータ化し、アートペーパーにインクジェットプリントしたもので、美術館によるオリジナル保存のための摸刻展示などにも利用される、デジタルジクレーという手法で製作されたものです。Normandie=ノルマンディーは、大西洋横断最速を目指し、欧州各国の船会社が国家の威信を賭けて、大西洋の海で熾烈なスピード競争を繰り広げていた戦前を代表する客船です。大西洋横断最速を更新した客船にはブルーリボンの称号が与えられましたが、ドイツやイギリスの30ノット、5万トンクラスの客船建造計画に対抗して、結果的に、フレンチラインの国営化と引き換えにフランス政府が全額を負担して建造されたのがノルマンディーです。1935年6月、ル・アーブルからニューヨーク間を29.64ノットで走りイタリアのレックスからブルーリボンを奪いました。その後、英国キュナードのクィーンメリーにブルーリボンを奪われますが、2度取り返し、最終的には3度のブルーリボンライナーとなりました。ノルマンディーの素晴らしさはスピードだけでなく、フランス式の洗練されたサービス、アールデコのインテリア、あらゆる点で世界最高水準であったところにあり、今日まで史上最高の客船とも称されます。第二次大戦勃発と同時にニーヨークに係留されたノルマンディーは戦時輸送任務への改装中に失火、消火の放水であえなく転覆しますが、ノルマンディーが海に放った輝きをフランスは忘れず、戦後、ドコール大統領のフランス栄光政策の一環でノルマンディをそのまま真似た”フランス”を建造しました。さて、カッサンドルによって描かれた、このノルマンディーのポスターもまた傑作といわれるもので、ポスター、グラフィック・・・というよりは、アールデコ様式全体の代表作とされているものです。カッサンドルによるこの図案のポスターは、文字部分がNEW YORKに置き換えられたものなど、たくさんの種類が存在しますが、これはノルマンディー処女航海のときのオリジナルバージョンのリプリントで、大変状態の良いオリジナルを元に製作されたもので美しい仕上がりです
フレーム入りポスターの仕様

作品名 :Normandie ノルマンディー
作者名 :A.M. Cassadre アドルフ・ムーロン・カンサンドル
製作年 :1935
出版元 :Vintege Arte
印刷国 :U.S.A.
額縁・マット : 白パール 40mm、ライトブルーマット、前面1.5mm厚クリアーガラス
額縁サイズ : 570mm x 630mm
作品サイズ : 410mm x 570mm (マット抜きサイズ)
ポスターの作者について

1901年、アドルフ・ムーロン・カッサンドルはウクライナで生まれました。少年時代にはセザンヌなど印象派を学んだそうですが、やがてバウハウスの影響を強く受けた作風に転向します。1922年には、商業作家として初めての作品を描き、パリを拠点として活動していたことにより、バウハウスを超えてアールデコ全体の代表的なアーティストと評価されてゆきます。アールデコの発祥は諸説ありますが、カッサンドルはキュービズムの影響を強く受け、エアブラシを用いた技法で、1920年代1930年代を代表するアーティストとなりました。余談となりますが、戦後フランスを代表するアーティストのレイモン・サビニャックもカッサンドルのもとで助手を務めていました。
ポスターのフレーム(額縁)詳細


ポスター 詳細

※著作権保護のため透かしを入れていますが、実際のポスターには入っていません








