客船プロヴァンスのポストカード

“French Line S.S.La Province” ポストカード3種セット(送料無料)

客船プロヴァンスのポストカード

価格:

300円 (税込)

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  • p2659・・・アールヌーボーのテーストが強い1906年のポスター。この年に就役した客船プロヴァンスをとりあげたものです。作者サインはE. L. Quesne(E・L・ケーヌ?)と入るものの、作者詳細は不明です(E. L. Quesne, ?-?)
  • p2660・・・ニューヨーク、マンハッタンのハドソン川岸、チェルシー埠頭のフレンチライン専用桟橋を描いた貴重なポスターです。現在はかつてキュナードラインが使用した54番桟橋の鉄骨の骨組みアーチのみが残されていますが、ニューヨーク・グランドセントラル駅を設計したワレン&ウェットモアによってデザインされた壮大に長いターミナルビルが造られました。チェルシー埠頭は、19世紀末から巨大化してゆく客船を収容するために計画され、結果的にはルシタニア・モーレタニアを係船できる大きさを持ちました。一般的には1910年頃から供用されたとされますが、実際には1907年のルシタニア・モーレタニアですでに使用され、実際の竣工と供用は諸説がありはっきりしません。このポスターは1906年に就役した客船プロヴァンスが新設のチェルシー埠頭を利用していたことが判るものです。実際にこの絵は、客船プロヴァンスの乗船名簿表紙にも使用されており、1906年もしくは、それ以前に描かれていることは確かです。尚、乗船名簿の方では中央エントランスのFrench Lineの社名が入るなど、このポスター版とは細かい点で異なります。また、乗船名簿の方では左下に作者サインが入っているものの、人名が判読できませんでした
  • p2661・・・1908年(1910年説もあり)に製作されたポスター。ここでは南米航路がとりあげられていますが、右下のテキストは入れ替えられ数種類のポスターが製作されました。1912年には4本ファンネルの客船フランスが就役、1890年以前は、まだ帆船時代の名残で3本ないし4本マストの客船が主役でした。1908年当時、大西洋航路では1906年就役の客船プロヴァンスを旗艦に、1900年就役の客船ロレーヌとサヴォア、1891年就役の客船トゥレーヌ、2本ファンネル2本マストの4隻が配船されていました。奥の客船船首に船名は描かれておらず特定できませんが、この時期のフレンチラインの客船風景を象徴的に描いたポスターといえます(E. Louis Lessievx, ?-? )

1912年に客船フランスを就役させて以降は仏政府の思惑通り、北大西洋で一定のプレゼンスを持つことになるものの、一般的にそれ以前のフレンチラインは船容と艦隊規模では英独勢に著しく劣る目立たない存在であったと理解されています。しかしながら、詳細に見てみると一定の計画性をもって船腹の拡充を果たしており、新築されたニューヨークのチェルシー埠頭にも真ん中に専用埠頭を充てがわれたことを見ても、現在の理解以上にフランスのフラッグキャリアーとしての地位を持っていたと考える方が妥当のように思われます。1906年に客船プロヴァンスを就役させ、1912年に4本ファンネルの客船フランスが登場するまで、フレンチラインのニューヨーク航路は1981年就役、8900トン・19ノットの客船トゥレーヌ、1900年就役、11100トン・20ノットの客船ロレーヌとサヴォア、そしてプロヴァンスは13750トン21ノット、確実な艦隊拡充と、今日、当時は目立たぬ存在であったと理解されるフレンチラインの客船が意外にも高速揃いだったことがわかります


○ オーシャンノートオリジナルポストカードについて

当ポストカードは、ヴィンテージポスターの画像データをポストカード用にレイアウトした精密レプリカです。元となるヴィンテージポスターには破れや傷み、退色やヤケがあるものが多く、折れや破れなどの傷み部分は画像修正し、質感を損なわない程度に色相・彩度、明度等を調整し発表当時のポスターの再現につとめています。プリントはオンデマンドアートプリント、通常のデジタルプリントとは違って水ににじまず、実際のポストカードとしても使用できます。
通常の屋内環境で30年から40年以上は鑑賞に堪え得る保存が可能なので、資料収集向けにも適しています

○ ベースペーパーとプリント

紙:0.27mm厚、特注カットアート紙(参考:官製はがき t=0.22mm)
寸法:148mmx100mm(裏面に淡グレー色で“POSTCARD”表記、郵便番号枠無し。郵便ハガキとして使用できます)
印刷:オンデマンド、ピグメント(顔料)インク、屋内30年以上保存鑑賞可
ベースペーパーは官製インクジェットはがきより、やや白色度高めです

○ 商品のお届けとお支払いについて
  • ポストカードシリーズは、普通郵便もしくは日本郵便クリックポスト(原則ポストカードセットで複数ご注文)にて御宅郵便受け投函でのお届けとなります
  • 他の商品も合わせ、合計5000円未満のご購入では、お支払いは銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済の3通り、ヤマト運輸代金引換はご利用できません。(システム上、ご購入画面に銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済しか表示されません)
  • 合計5000円以上のご注文では、お支払いは銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済に加え、ヤマト運輸代金引換もご利用できます。324円の代引き手数料が代金に加算されますが、ヤマト運輸宅急便扱いとなります
  • 額装アート商品と併せてご購入の場合は、ヤマト運輸宅急便でのお届けとなります

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● フレンチライン・客船プロヴァンスのポスター、雑感

1905年頃から執筆され、1907年に出版されたモーリス・ルブランの“怪盗紳士ルパン”。その後、長く書き継がれて推理小説のスタンダードに成長しますが、アルセーヌ・ルパンの登場は客船プロヴァンスの船上からでした。この第一話“アルセーヌ・ルパンの逮捕”、初出はフランスの雑誌“ジュ・セ・トゥ”の1905年7月号で、実はこの時点では客船プロヴァンスは建造中でした。1905年3月に建造が開始され、就役は1906年4月のことです。1905年6月には“ジュ・セ・トゥ”の建造の記事も見られ、モーリス・ルブランは「来年就役する新鋭客船」をルパン初登場の舞台に選んだことになります。これらの事実から推測すれば、客船プロヴァンスにかかったフランスの期待が垣間見えます。客船プロヴァンスの巡航速度21ノットは、当時の大洋横断客船としては立派に高速の部類に列するものでした。ちなみにルパンは、この第一話で7日間の大西洋横断の後、ニューヨークでガニマール警部に逮捕されます・・・ (T.O.)

● フレンチライン客船ポストカード INDEX

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フレンチライン・客船フランスのポスター1982 ポストカード フレンチライン・客船フランスのポスター1979 ポストカード フレンチライン・客船フランス(1962)のポスター ポストカード フレンチライン・客船リベルテのポスター ポストカード フレンチライン・客船ノルマンディーのポスター ポストカード フレンチライン・客船イル・ド・フランスのポスター ポストカード フレンチライン・客船パリのポスター ポストカード フレンチライン・客船フランス(1912)のポスター ポストカード フレンチライン・客船プロヴァンスのポスター ポストカード フレンチライン・客船サヴォア、ロレーヌのポスター ポストカード フレンチライン・客船トゥレーヌのポスター ポストカード フレンチライン・ブルゴーニュ級客船のポスター ポストカード

納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】