09/08 何やってんだろ? の日々

ギター2008:店長日記の写真:ポスター販売・Ocean-Note

9月に入りガソリンが下がったかと思えば首相の辞任と、アートポスター販売の方も乱高下気味で一喜一憂しつつ、それでも、暮々も(苦笑)決してヒマな訳ではないのだが、こうして店を構えているといろいろな方が出入りされる。昨日はM先生の教会の印刷物の相談と、Y先生の教会が所属する集まりのイベントのホームページの更新の相談・・・と相変わらず本業以外の雑役?に結構な時間を費やした。僕のPCのスキルなぞ知れたものだが、折角身についた少々の画像処理とウェブの知識が世間様のお役に立てることは、それはそれで良い事と思っている。しかし、信心とは対極にあるような僕が、何でこうも教会のお手伝いに関わっているのか妙な気分になるし、ずっと”企業”というフィールドで生きてきた僕にとっては牧師さんとか教会の、毒気の無いおっとりとした万事のペースに若干の違和感を感じないわけには行かず、ついついY先生に・・・「やっぱり、こうしてお手伝いを続けるにはオーシャンノートがもっと繁盛しなくちゃあねぇ」とチクリとやると「僕達は祈るのが仕事だから、お祈りします」ときた。「しかし、やっぱし現世利益じゃないとねぇ・・・」と食い下がると「あとは神の御心ですから」・・・やっぱり禅問答なのである。

昨日の雑役の極めつけは、潜水艦乗りだったNさんからの頼まれごとだ。Nさんは退官後、ギターを始められ、頭のさがることに一月に20日以上、グループホームやデイケア施設にボランティアで弾き語りの慰問をされている。その余勢で旧海軍関係の親睦会などでも歌を披露する機会があるのだそうだが、今年の集まりでは”海鷲だより””マレー沖海戦””特攻隊節”のリクエストが出て、歌わなきゃならないとのことで譜面を探して欲しいと頼まれた。以前にも頼まれて定番の”禁じられた遊び”の譜面を探したことがあり、これは多分違法なんじゃあないかと思うが、それを掲載してくれてたサイトがあってNさんにお教えした。もちろん、本屋さんや楽器屋さんに行けば”禁じられた遊び”の譜面なんざ簡単に手に入るだろうが、そのために僕が出掛けるのは時間が許さないし、そんな手段をとったわけだ。ちなみにネット上では引用を逸した歌詞の掲載も違法である。さて”海鷲だより””マレー沖海戦””特攻隊節”・・・となると、ご想像のとおり弾き語り用の譜面やコード譜を見つけることは困難で、せいぜい鶴田浩二さんや軍歌のCDを見つけることしか出来ない。それでもググってみればYouTubeでは3曲とも曲を聞くことはできる。Nさんを前にすると、何とかしてあげないといけないと半ば追い詰められた僕は・・・「Nさん、僕がコード譜を作りますよ」

どの曲も聴くのは初めてである。近頃の流行歌と同じくらい、そもそも僕の体にリズムと和音がインプットされていない彩に包まれており、安請け合いしてしまったことを後悔したが、音楽は音楽!と気をとりなおしてYouTubeとにらめっこ。夢は遠く、手が届くどころかかすりもしなかったけど、これでも作曲は結構やっていたから、10回くらい聴いてKeyを突き止めれば作業は自然に進む。オーケストラは基本的に”コード”という概念で演奏されていないから、単純なコードにするのは大変だ。分かりやすくて、ドラマチックなボイシングが良かろう・・・と思いつつ、Nさんのギターの腕前では6thや7th、9thが頻繁に動いたり、いわゆる分数コード、ベース音指定のコードも困るだろうと単純でメリハリがありドラマチック、なおかつ歌いやすい(鶴田浩二さんの歌などはヘタウマで、メロディがハッキリしないところがある。コードによっては余計に歌いにくい)ということに腐心する。最後にNさんが弾きやすいCあるいはAmのKeyに変調して、再度ボイシングをチェック・・・

何やってんだろう?・・・と思いつつ、原曲通りとはゆかずとも、まだ2曲しか終わっていないが、なかなかの満足の出来と悦に入りながら・・・”海鷲だより”には不覚にも感動してしまう。僕は戦争美化はいけないことと思いつつ、日米安保反対や石頭な護憲派の意見にも賛同しかねる。根っからのリベラル派だと思っているが「白木の箱が届いたならば たいした手柄じゃないけれど 泣かずに誉めて下さいね」と歌えば、当時の特攻に散った方々の心情を思うと、今日の平和ボケしている日本が尊い犠牲の上に成り立っているにも関わらず、我が子たちに国家の一員として何をしてやれるのだろう・・・と泣けてくる。このところ、衆議院解散近しとの報が伝わるが、よくよく考えて投票するものだと改めて思う。しかしまあ・・・雑役の日々である。(2008,9,8)

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