02/21 クイーンメリー2 来たる!

3月6日、いよいよクイーンメリー2がやってくる。

因果なものである。輸入家具業界に20年、そのまま平穏無事に勤めていれば、会社を休んで(苦笑)クイーンメリー2を見に行くことも出来ただろう。幸か不幸か、極めてコアな商売を始めたばかりに、お仕事優先、クイーンメリー2を見に行くことが叶わなくなってしまった。もっとも・・・こんなコアな商売を始めなければ、会社を休んでまで彼女を見に行こうなんて思わなかったかもしれないが・・・当日は、お客様のSさんと横浜のどこに行こうか?などと相談もしていたのに。Sさんは横浜港でタグボートに乗っていた方だから港の隅々までご存知(だろう)だから、僕はSさんに言われるまま運転でもしたら良いと思っていたのだ。

さて、お知らせである。横須賀の三笠桟橋発、猿島航路及び観音崎航路、及び軍港めぐりで良く知られるトライアングルより、決定版!クイーンメリー2見物クルーズの企画が催される。横浜あたりじゃあボートをチャーターしたり、クルーズ船が出たりと、今ひとつ乗り気になれない(ゴメン)企画も目白押しだが・・・ちょいと違う、この企画はスゴイ。何と、浦賀水道の出口あたりでクイーンメリー2を待ち受けて、そのまま中の瀬航路を併走してしまうというとんでもなく面白い企画なのである。トライアングル社の泉谷さんに聞いた話じゃあ、入港時刻は決まっているものの、横浜港と海保の海上交通センターの情報には食い違いがあるそうで、そのあたりを長年のノウハウで情報収集して企画が固まったのだそうだ。僕が心配するのはクイーンメリー2が極めて高速な客船であることで、浦賀水道と中の瀬航路に速度制限があったとしても、追いつけるかどうか甚だ心配だ。その辺も聞くと、浦賀水道と中の瀬航路は規則上12ノットが最大速となっているが、実際は速い船は15ノットくらい出すという。勿論、15ノットで行かれるとトライアングルの船は追いつけないが、それはこの企画の面白いところ。クイーンメリー2を先に待って、彼女が見えると中の瀬航路の外側を横浜に向って走る、つまりクイーンメリー2を横で先導する形になって、その後彼女に追い越されるという計画だそうだ。で、中の瀬航路の出口付近でストップ、入港をお見送りするという寸法だ。これは・・・ユニークなり。昔から、名のある船が入港する時はタグボートやらクルーザーやらが併走するというのは外国の港の華やかな情景のひとつだった。これを当事者としてやってしまおうという訳なのだ。別に宣伝するわけではないが・・・これで朝食付き(サンドウィッチだそうだ)5000円はお得である。

さて、話がこれだけなら、僕がクイーンメリー2を見に行くことには何の障害もなかったのだが・・・泉谷さんに相談されたのは、当日のトライアングル社クイーンメリー2歓迎クルーズの乗船客の皆様に抽選でプレゼントを差し上げたいとの話である。もう・・・時間もない。当社お得意のキュナードの販促品やポスター、船内販売品を作っている英国の取引先から品物を取り寄せる時間も無い。ケンケンガクガク相談しながら、当社在庫で間に合うものと以前から目を付けていたドイツのステーショナリーメーカーのクイーンメリー2グッズを新規に調達することで話がまとまった。トライアングル社とは、当然、狭い横須賀で互いに”船”という共通項で、いろいろなところで接点もあったが、船キチ諸氏への贈り物の気持ちも兼ねて、プレゼントの商品の調達納入に関して協力をさせていただいた。(個人的に企画があまりに面白いと感じた事もあった。名のある船の入港ごとにこんな企画があっても良いと思うのだ)

で、結局、トライアングル社のクルーズの下船予定時間は午前8時、トライアングルでは当社の案内もして下さるそうなので、そうなると店は早めの時間から開けてなきゃあいけない。場合によっては、相当遠方からのお客様も居られるかもしれないのだ。(当社の場合、それはいつものこと。横須賀のお客様は、逆に少ないくらいであるが・・・)といった訳で因果因果。結局、クイーンメリー2をゆっくりと眺めることは叶わず(苦)しかしながら、日頃標榜する海の文化の啓蒙といった点においては、こうした出来事がもっと頻繁にあれば、日本人のあり方も、もっとグローバルなものに変わって行くと信じているし、僕が将来、外国にオーシャンノートの店を出したいと思うのと同時に、子供達は国境を越えた物の考え方、生き方をしてもらいたいと思っている。そう、船ってえのは、そんな気概のシンボル足りえる素晴らしいものだと思うのである。お迎え、見物、お見送りできないのは無念だが・・・(2009,2,21)

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