05/21 Spaghetti aglio olio e peperoncino

スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ:店長日記の写真:ポスター販売・Ocean-Note

昨日は定休日、昼食にやっと念願のペペロンチーノにありつけた。このパスタを嫌いだという人はあんまりいないと思うが、僕はとりわけ大好きで20代後半の夕食は3日に一回は(もっとかもしれない)麻布台のニコラスで食べていたものだ。このところ定休日でも行事やら何やらで子供達のどちらかが家で昼食だったので辛いパスタはダメ、昨日は子供達が居らずペペエロンチーノを作って食べた。舌とか脳には宜しからぬようだが、僕のペペロンチーノはかなり辛い。ニコラスでも僕のためには特別に唐辛子を多くして作ってくれていたものだった。

麻布台のニコラスはホントかウソかは知らないが、日本で最初のピザハウスといわれている。(もっとも、これまた良く行っていた六本木のシシリアも同時期には開店している。いずれも僕が生まれるずっと前、1950年代中ごろからの老舗だ)ここには実はサラリーマン1年生の時から行っていて、ニコラスで昼食がとれるように六本木界隈のお客さんへのアポをとったりしたものだったが、そんな立ち回り先のひとつにハラー・ジャパン(現インター・オフィス)があって、やがてこの会社に転職して勤めることになるのである。そして当時、このハラー・ジャパン・・・ニコラスの隣の雑居ビルにあったので当然のように入りびたりになってしまった訳だ。今時のイタリア料理屋さんは、ヌーベルキュイジーヌのムーブメント以降、フランス料理との垣根があいまいながら、それはとても良く出来たものでニコラスやらシシリアをイタ飯屋さんと思う人も少なくなっただろうが、個人的にはそんなにエエカッコせんでも美味しいものは美味しいだけで○(マル)なんじゃあないかと思っている。当時のニコラス、ピロティ建築のガランとした店は風情があって大好きだったが、10年ほどしてウィルクハーン・ジャパンに2度目の転職をして六本木に戻ると、建て替えられており、現在は森ビルのオフィスビルに再度建て替えられてしまったようだが店は健在のようだ。

しかしまあ、このペペロンチーノ、何でこんな何も入っていないパスタがこんなに美味しいんだろう?イタリア料理は総じてシンプルな作り方が美味しい。トマトソースを作るのにちょっとフランス料理的にニンジンやらセロリやらをブーケガルニっぽく入れたら全然おいしくない経験をしたが、やはりこのところ我が家でブームのチャーハンは、親心から栄養を慮って色んな野菜を入れたら長女が一言「いつもの方が美味しいね・・・」クールに言われてしまった。料理は作りすぎちゃあイケナイ・・・と日頃思っているが、これは絵や写真も同じようである。このところアメリカの写真家ジョエル・マイヤウィッツさんの写真集BAY/SKY(写真集と侮るなかれ、93年初版のこの写真集は絶版で、コンディションの良いものは500ドルを下らない!)の額装の作業をしいるのだが、杉本博司さんの海景もそう、野寺治孝さんおTOKYO BAYもそう、写真も撮りすぎちゃあイケナイものなのだとつくづく思わされる。マイナスワンを心がける必要はなかろうが、ウィスキーの宣伝さながら足さない引かないはやはり大事なことなのだろう。と思いつつ、昨夜は大好きなカリフォルニアワイン、カルロロッシを焼酎で割って飲んだら・・・旨い、旨すぎる。思っていることとやってる事の違いには・・・誰しも悩ませられるものである。(2009,5,21)

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