07/14 ピースボートのポスター

SS OCEANIIC、ピースボートのポスター:店長日記の写真:ポスター販売・Ocean-Note

いつの頃からか、店先にピースボートのポスターを貼らせてあげている。僕はピースボートの何たるかを詳しくは知らないし、調べてみればいろいろな問題点やら不評もたくさんあるようだが、別に自分が乗るわけではなし、一部で言うほど政治的な陰謀があるようにも感じないし、学生さんらしき若者がボランティアで「ポスター貼らせて下さい」と来れば、「ヨシヨシ」ってなもんである。もっとも、ある時に来た若者と立ち話したら、彼らはボランティアでポスターを貼ってピースボートの乗船料金を稼いでいるのだそうで、しかしながらいずれにせよそうして夢を叶えることに頑張っていること自体には賛同している。詳しい料率は聞いて忘れてしまったが、ポスター貼りだけで旅費を全額賄うには3600枚くらい貼らねばならないらしい。今回やってきた女子は強者で、全額タダを目指しているそう・・・すでに10万円分やっているとか・・・ピースボートの是非はともかく、若者が世界一周するのには良い機会であることは確かで、このところ親しい横浜のマッド客船グッズコレクターのAさん(この方のコレクションは凄い、ノルマンディーの荷札ステッカーだけで10枚くらい持っているし、戦前の郵船の食器なぞ400点以上持っているのダ)と話していたら、「やっぱ、いよいよクイーンメリー2に乗ったら?」というと「冗談じゃあないよ。一週間くらいのクルーズでも100万円の衣装代がかかるんだよ・・・」  ギョッギョッギョッである。Aさん、飛鳥IIなんかしょっちゅう乗ってるらしいが、親しい旅行会社にクイーンメリー2の事を聞いたら「その辺の量販店の30万円くらいで揃う衣装じゃあだめですヨ!船内で相手にされませんから。デパートで100万円くらいで揃えてくださいネ」と言われたとか・・・いやはや、ピースボートを難民船みたいだという人もいるが、現実的にはクルーズは相当余裕がなければ楽しめないわけで、そういった意味でひとつの意義のある企画だと思っている。

現在、ピースボートは第66回地球一周の最中でベネズエラを出港してカリブ海にいるが、8月26日にスタートする第67回地球一周の出港前日、8月25日に使用している客船SS OCEANIICが一般公開される。この数ヶ月、店に来る船キチさんたちが口々に「オーシャニックのときは・・・」やら「オセアニックは・・・」とか口にするので気になっていたが、僕は専ら戦前のオーシャンライナー専門で(専門といのも格好良すぎるが・・・失礼)、フェラーリファンにポルシェの話をしたところで上の空であるのと同様、右から左であった。しかしちょっと調べると、これがなかなか素晴らしい客船で、主にジェノバとカナダを結んだ1965年就航のれっきとしたオーシャンライナーなのである。カリブ海のクルーズでも大成功した船でその消席率は95%まで達したこともあるそうだ。定義はないが、海外では一般的にスーパーライナーという場合、5万トン、巡航28ノット以上とされるので、38000トンで巡航26.5ノットのオーシャニック(オーシャニックと読めるが、オセアニックと表記されることが多い)はスーパーライナーとはいえないが、それでも建造当時とほぼ同じままで維持されており黄金時代のオーシャンライナーの一端をみるには十分のようである。

しかし船齢40年以上となっても25ノット以上のサービススピードを保っていることになっているが、これは実に素晴らしいスピードだ。客船としてはクイーンエリザベス2なき今、クイーンメリー2の次に速い(排水型)高速客船といえるのではなかろうか?いずれにせよ、一見の価値はあるので8月25日の大さん橋はお薦めだが、オーシャニックのオーナーは正式にピースボートとなっていて・・・これはチャーター船ってことではないらしい・・・ハテ?(2009,7,14)

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