05/08 ヒジキが旨い

ヒジキ2010:店長日記の写真:ポスター販売・Ocean-Note

ゴールデンウィークが終われば・・・もう春も終わりということか? 連休最終日の5日は定休日だったので城ヶ島へお出かけした。天候不順の影響は道中で見て取れた。たまたま気がそっちに向いて金田から城ヶ島へ向かうところで毘沙門・宮川のところを山側の旧道を通ったのだが一面の畑はまだ春キャベツばかりで今頃収穫の真っ最中である。多くの畑は、キャベツが終わればスイカをやるのだが、当然作業は一月以上遅れている勘定でこの分ではスイカに限らず夏場も野菜の値段には影響が出そうだ。

傍から見れば、「趣味で商売をやって・・・」 こじゃれた店を構えて結構な優雅な人生に見えるらしいが(このところ近所の交番の警察官さんが”巡回パトロール”に一日一回は見えてやたらとそのようにうらやましがるのである・・・”巡回パトロール”・・・苦笑)、やってみりゃわかるが、楽なもんじゃあない。女房には悪いが家計は火の車だ(^^;;;;  で、我が家の食卓を支えてくれていたのが、オーシャンノートのお隣の八百屋さん、だるまやさんだったのだが(隣の誼で随分サービスしてくれた)、残念なことに昨年、体調を崩され廃業してしまった。そこに、この春の野菜高騰である。すっかり食卓に緑色が消えてしまった。一個200円もするキャベツやらほうれん草なんか台所事情を鑑みれば食いたくもない。この数ヶ月、我が家の健康を支えてくれたのは・・・ずばり海草である。海草は海の野菜だし、栄養分も完璧、おまけにお通じも好調にしてくれる。昨シーズンは、おととしの秋に台風が来てワカメが随分やられたためあまり拾えなかったが、今シーズンは豊漁だった。加えて以前にも書いたアカモクも食べたし(ちなみに日本海側の食い物だと思っていたら、今回、城ヶ島の磯料理屋さんの看板に”アカモク料理”の文字を発見)、このところはヒジキを極めつつある。

ヒジキは海辺にゆくと一面に干してあるのだけれど、本当はどうやって食するものか諸説ありすぎてよく分からない。まだ岩ノリ、ハバノリ、天草あたりも手を出したことがないのだがヒジキも手が出ない海草だった。第一見わけがつかなかったりする。(アカモクと良く似ている。)このところすっかりヒジキのことも良く理解出来てきたので迷わず拾える。上掲写真は、試行錯誤で女房が身につけたヒジキの処理方法である。簡単だ。まずヒジキを良く洗う。根っことか悪いところは鋏でカット。そしたら真水で茹でる。沸騰したお湯に入れると、目にもあざやかな緑色に変わる。これはワカメと同じである。ここから先が重要・・・いろんなやり方があるので迷うが・・・女房はそのまま弱火で茶色に変色するまで茹でるのだ。約30分、ものよってはもう少しかかるかもしれない。一般には黒くなるまで・・・というのが多いが女房の経験では数時間頑張っても黒くはならないそうだ。ひじきを採った時より少し濃い茶色になればOKである。で、そのまま湯を捨てずに冷めるまで(まあ一晩置けば宜しい、アクを抜く役割もあるのだ)置いておく。あとは煮物にするなり普通の乾物のヒジキを戻したように使えば宜しい。これは・・・旨い。言えば”生ヒジキ”の料理である。

干して乾物にするならば、これも色んな方法があるが上記のように茹でて一晩置いたものを干せば宜しい。生のヒジキをそのまま干すやりかた(海辺で干しているのはこれが多い)も試みたが、これは古風なやりかたで”生ヒジキ”と呼ばれるやり方に当たるが、かなり歯ごたえが強烈でそれも一法ではあるがお勧めしない。もっと言えば採ってきたヒジキをそのまま煮ちゃう方法もあって、しかしながらこいつも・・・固い!   さて、多くの土地ではヒジキに漁業権があるのでその辺に大量に生えてるヒジキ、海に入って生えてるやつを引っこ抜いたら・・・お縄になりかねない。まあ、そんなことをしなくても一荒れした翌日にでも行けばスーパーかごの一杯分くらいは拾える。もっとも、子供連れで出かけて、家の一食分(スーパーバッグの中くらいにいっぱい)くらいをいたずらで採る分には誰も何も言わないと思うけれど・・・

お陰ですっかり海草三昧、小野寺家は65年程前に無くなった庄内竿の竿師だった祖父(2007年日記に少し記載)、存命中の父、どちらもおつむはツンツルテン・・・僕は若い時から自らを待ち受ける運命に暗澹たる思いを持っていたのだが、この海草のせいだろうか・・・40代後半になっても未だその気配はない。やっぱり小さい頃母に良くいわれたように橋の下で拾われた子なのだろうか・・・苦笑(2010,5,8)

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