11/11 クサクサしてる?

北斎・千絵の海相州浦賀2010:店長日記の写真:ポスター販売・Ocean-Note

今週は・・・クサクサしてる。

当たり前とは思いつつ、当社のウェブ販売、4年と少しやっていて大変ありがたいことに返品はわずか1件、これは意外な勘違いでネットで見てその絵柄がヘブライ語だか何だかの字に見えたとかで(ウチは海だけだからそのようなもの初めからやってないのだが・・・携帯でご覧になったそうだ)、返送された商品も壊れていたし・・・やや危ういお客様だった。配送事故は残念ながらゼロではない。当社のヤマト運輸さんの配送は特別で行程全部が手持ち扱いにしてもらっているが年に1〜2回は破損事故が起きる。無論、再度のお届けに何日か時間は必要だが都度、良品交換させていただいている。

キャンセルは、先月まで4年間でただ一件、いわゆる買い物依存症のお客様がご注文されたものをご家族がキャンセルされたケースがあるのみだったが・・・今週、初めてご注文のキャンセルをいただいてしまった。それも・・・発送後、受け取り拒否というパターンだ。たまたま先週の義父の葬儀で臨時休業した間の注文で連絡ごとりにくい状況であったことは確かだが・・・やはり面白くない。商品と仕事には自信をもっているので慙愧に堪えない。

「オトーサンはクサクサしてるからさぁ」と言っても小学生の娘達には意味がわからない。国語辞書では・・・おもしろくないことがあったり、いらいらしたりして、心が晴れないさま・・・だそうだ (笑)  

娘たちが学校から帰ると夕方だけど、このところ少し暖かいので久しぶりに浦賀灯明堂に出かける。10月末は葛飾北斎生誕250周年の話を書いたが、折角灯明堂まで出たので ”千絵の海 相州浦賀” を思い出して写真を撮る。こうして見比べると北斎の時代の方が陸地が少ないように見える。もっともデフォルメで人物は大きく書かれているかもしれない。あるいは、三浦半島は関東大震災で大きいところでは3m以上も隆起してるからそのせいかもしれない。もっと言えば明治以降の海岸線の要塞化で土を盛ったか・・・

冨嶽三十六景は当時の大ヒット作故、状態の如何はともかく現存枚数はそこそこあるが、次作の千絵の海は殆ど現存しておらず、相州浦賀も世界で数枚しか発見されていない。アダチ版画研究所は史上最も芸術性の高い高品質の浮世絵版画を制作する工房だが、相州浦賀のレプリカに関しては個人的にあまり良い出来だと思っていない。アダチさんのは素晴らしく美しいけれど現存オリジナルから想像する出版当初の風合いと感じがかけはなれている。ならば自分でやってしまおう・・・当社の復刻レプリカは数枚だけ現存する米国某美術館の相州浦賀のアーカーブ画像データを元に数週かけて制作した。ズバリ珍品である。(笑)

窓から一望で見るだけでなく、海辺に出かけていつまでも寄せては返す波を見てると・・・クサクサした気分も晴れるものである (2010.11,11)

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