12/16 黒船かりんとうまんじゅう

黒船かりんとうまんじゅう:店長日記の写真:ポスター販売・Ocean-Note

ちびマル子ちゃんを見ててもサザエさんを見てても”おやつ”という食物が出てくるけれど、僕は大層忙しい商売屋で育ったのでそういう習慣がなかった。電気屋は夜のちょっと手前が忙しかったから、母は5時前くらいに夕食の支度を終えると僕は一人で6時前には夕食を済ませる。そうやってゆかぬと後がつかえてしまうのだ。そんな事情もあり”おやつ”というものをいただいたことがほとんど無くって、友達の家に遊びに行って”おやつ”が出ると・・・どうしていいかわからなかったりした。いつの間にか間食を罪悪と感じるようになっていたし・・・何も虎屋の羊羹が出てくるわけじゃなし、結局、食ってしまえばいいだけのことだったはずだが・・・(笑)

現在の我が家には”おやつ”の習慣がある。特に次女は食が細く、食べては「お腹空いたぁ」の繰り返しだし、多分二人ともおやつがなけりゃあぶっ倒れてしまうのではなかろうか。今日のおやつは、斎藤さんからいただいた黒船かりんとうまんじゅうである。何でも、テレビに出て大ブレークしてるそうで、朝買いに行かないと入手が困難なのをわざわざ買ってきてくださった。半年ほど前、奥様が小さなタペストリーを展覧会に出品されるとのことで、これを額装するのにご夫婦の意見が合わずに相談を持ちかけられた。タペは平面的だからドロ足をかませて(ドロ足とは額の内側を板や紙でフカす方法)額装したら良いとサジェッションさせていただいた。丁度、ドロ足を作り易い3mm角の破材をホームセンターで売ってるのを知ってたのでお知らせした。その作品は見事、入賞してもうワンランク大きな展示会への出品に至ったそうだ。お菓子はその御礼かたがたという主旨もあったようだ。何でも”やりっ放し”が多い世情にあってお菓子の有無はともかく(笑)、きちんとご報告のためお運び下さる礼の整ったお人柄は尊敬に値するものだ。

とにかく一日分の”おやつ”は頭を悩ませずに済んだ訳で感謝は尽きない。黒船かりんとうまんじゅうは、長女と僕だけ2ケづついただいて、一個目は二人で顔を見合わせてしまうほど経験のない食感、言えば硬いかりんとうの中に餡子玉があるような食感にとまどったが・・・二個目が・・・美味い!

斎藤さんは、横浜港で船に乗ってたプロフェッショナルだが、上町の店時代にお知り合いになって以来、会社のことも当家のことも何かと気にかけて下さっていつも感謝するばかりなのだが、奥様ともども堀ノ内は初めていらしたので窓の外の絶景に大層驚かれていた。横須賀は海辺の街だけど、平地が少なく住宅も立て込んでおり、なかなか海一望のロケーションは少ないのだ。今朝、たまたまご近所のどちらさまであろうか、子供を抱っこして堀ノ内の駅を見下ろしていた。そう、以前にも説明したとおり、長女がやっと歩き始めた頃、僕はまだ勤め人だったけれど、出社前に長女を毎日散歩に連れていった。その定番コースのひとつが今朝見かけたように、このすぐ目前の崖の上から海を望みホームに出入りする電車をながめるものだった。

「こんないいトコはないよな。日頃の努力の賜物だょ。良かったねぇ」・・・「会社がまた移ることがあっても、この貸し部屋は手放しませんョ」・・・斎藤さんと二人、大笑いである。しかし絶景すぎて・・・折角励んではいるのだが・・・仕事がはかどらない (2010,12,16)

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