05/19 黒船の再来 上梓

横須賀学の会・黒船の再来:店長日記の写真:ポスター販売・Ocean-Note

朝から階下より呼び声 「小野寺さぁーーん」 ”横須賀学の会”の大橋さんと齋藤さんだ。ついにあの本が上梓、見本をお持ち下さったのだ。

”横須賀学の会”の労作、”黒船の再来”が17日に上梓された。米海軍横須賀基地は、1945年の日本敗戦、米国占領と同時に発足、本書の回想の当事者であるデッカー大佐は1946年4月から1950年6月まで第四代の基地司令官を務めた人物である。先般の日記にも書いた通り、その胸像が横須賀中央公園に鎮座している。横須賀生まれではない僕にとっては遠い存在だが、戦前生まれの方々にとっては忘れ得ぬ恩人として知られ、軍港として栄えた横須賀が敗戦から立ちあがる過程で、横須賀に民主主義を説いた”デッカーさん”として記憶にあるものだそうだ。

米国にて、回想録”Return of the Black Ships”が出版されたのは1978年、しかしながらその回想録の書籍は日本にはほぼ未紹介のまま絶版、このまま横須賀の戦後史の重要な一部分が欠落するはずだったものが・・・ 何の奇縁であろうか、ある日”横須賀学の会”にこの原著が持ち込まれた。

2007年夏に、本格的に翻訳に取り組み始め、丸四年を前にしてこの度見事に立派な本が上梓された。まさに手造りの本で翻訳から出版まで、印刷と製本の実作業以外は、荒訳の推敲、校正、体裁の企画立案、すべてを”横須賀学の会”の皆さんがなさったのである。

出版寸前に東北関東大震災が起き、予定されていた出版社からの上梓が不可能になり(教科書の出版社で、被災地の児童生徒への教科書増刷が必要になったため)、急遽、極端に言えば印刷所で印刷のみして手売りで捌くような悪状況ではあったものの、横須賀市からの助成を受けた事も関係して時間的に仕切り直すことが叶わなかったとのことである。

以上のような事情で、出版部数は1000部のみ、ISBNコードが取得できなかった関係で一般流通網には乗らず、書店では横須賀の平坂書房と有隣堂でのみ販売、それ以外は手売りとのことである。

書籍本体は布装丁、背金文字、600ページの大書?で、価格は3150円である。お申込みはKooインターナショナル出版部 03-6913-1266で受け付けているそうである。(2011,5,19)

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