07/01 ミッドナイト・フィッシング

喜多嶋隆・ミッドナイトフィッシング:店長日記の写真:ポスター販売・Ocean-Note

今朝、この眺めの良い仕事場からはセミの鳴き声が聞こえる。今年の初鳴きだ。遠くに雷の音も聞こえる・・・いよいよ梅雨明けだろう。

10数年ぶりに喜多嶋隆さんの”ミッドナイト・フィッシング”を読んだ。面白かった記憶があったのが古書店で目についたからだ。昨今、ブックストアーに立ち寄っても手にとってみたい本が少ないが、携帯とネットが出張ってくる以前あたりの読み物は感覚的に合う。

ミステリーとしては物語が単調で、むしろ真名瀬で釣り船の船頭をやっている主人公の素朴な生き方にシンパシーを感じる。底流には高橋治さんの”さすらい波太郎”に似た海へのペーソスが流れていて、決して後ろ向きではないニヒリズムには潔い清涼感を感じる。暑さをまぎらわすにはもってこいである。(2011,7,1)

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