09/15 夕方泳ぐ QE2検索

観音崎・海水浴20110915:店長日記の写真:ポスター販売・Ocean-Note

季節というのは都合や気分に関わらず移ってゆくもので、9月に入ればある朝突然セミの声が聞こえなくなり一雨過ぎれば風が北東に変わり涼しくなる・・・はずが今朝はとうとうツクツクボウシだけでなくミンミンゼミまで鳴いている。十五夜が熱帯夜というのも珍しいことだったそうだが、暑けりゃ涼む・・・多分今年海で泳ぐのは最後だろう。

調べ事で”QE2”つまり客船クイーンエリザベス2の画像を探していると見慣れないグラフのような画像が一杯でてくる。これが何かと言えば”quantitative easing”といって金融の量的緩和という金融政策(経済政策)のことだそうで、米国の連邦準備理事会は2010年11月から2011年6月まで8カ月間にわたり実施したそうな。これが第二弾にあたるため quantitative easing 2 、ややこしいことに QE2 と呼ばれている。お陰で資料探しははかどらず迷惑千万な話であるが、大学の経済学部を出ながら先頃の大震災後に円高が進んだことがどうしてもわからず悶々としていたところ、このQE2が為替相場に与える影響を知って政府日銀の失政失策を認むに至った。だって長期的には復興需要で内需拡大の好景気があるにしても危機的な状況を反映すれば円は安くなるのが道理なところ逆なのだから不思議だ。こちらは客船のQE2を調べているのに金融政策のQE2・・・中には米国経済誌の見出しHow QE 2 Could Drift Off Course(クイーンエリザベス2は針路を外れ漂流)などと客船のQE2にひっかけて政策の限界を指摘するものもある。(笑)

今時のダイガクならばせいぜい教育内容も上がっていて件のQE2も習っていることだろう???  が、僕がダイガクで習った必修科目の財政学では財政投融資あたりまでしかやらず、財政に連動する金融政策までは(つまり中央銀行による金融緩和、引き締め)教えてくれなかった。つまりダイガクを出ただけでは経済のニュースを読み聞きしてもチンプンカンプンということだ。

しかし、目からウロコとはこのことで、日米の円ドルレートを振り返れば、やはり通貨発行量がレートにほぼ反映されていることは事実で、為替レートの決定要素のうちもっとも影響が強いのが通貨発行量だということは・・・恥ずかしながら初めて知った。(そんことも知らなかったの?と言うなかれ、浅学を恥じるばかり)  米国はせっせと金融緩和をやって(ついでにいえば中国も)、日本は何もやらなかったからドルは市場にあふれて価値が下落、相対的に円が高くなるのだそうだ。ニュースでいってる「ユーロの危機や米国経済の先行きの不透明さから円が買われる」というのは間違ってはいないものの気分的な要因であり、経済のメカニズムとしては通貨量の方が理にかなった説明を得ている。日本の通貨発行量は1400兆円くらいだそうだが、100兆円程度の金融緩和をすれば円高も収まるのじゃないかという学者もいる。

まあ、素人考えだが、日本はかつて高度経済成長を成功させた体験も持っているのだから、デフレを2%程度の緩やかなインフレに乗せて、財政投融資はともかく回収が見込める民間事業にお金を突っ込めば話は上手くゆきそうなものである。無論、国債の発行は国会議決を経るわけだから、明瞭な投資先の取捨選択が必要で、この辺が政治家の腕の見せ所となるだろう。いずれにせよ、東北にやらなきゃいけないことがあるわけだから、この復興開発を民間事業にして国債で得た予算を割り当てる・・・民間は事業だから適正な利益を得て事業を推進する・・・ここには被災された皆さんに対するある種のモラトリアムも必要だとは思うけれど・・・このモラトリアム分だってやろうと思えば債権化できたりして・・・

そんなこと考えても一介の商人たる僕に何ができるわけじゃなし・・・国家規模の難しい計算よりも、小学2年の次女の算数の宿題プリントをきちんと理解させつついかに速やかに完遂するか・・・こっちの方が大問題だ (2011,9,15)

Ocean-Note, Queen Elizabeth 2, J. Olsen 1983

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