11/14 鎌倉 七五三

葉山デニーズ20111114:店長日記の写真:ポスター販売・Ocean-Note

おととい、久しぶり、本当に久しぶりに鎌倉へ出かけた。次女の七五三(満でやっているので普通より一年遅いかも)で鶴岡八幡宮に行ってきた。次女は、三歳の時に白旗社を望む池のほとりの休憩所で千歳飴をしゃぶったのが良き思い出らしくたってのリクエストに応えた形である。倒れてしまった大銀杏を見るのも初めてである。

俗っぽくも鎌倉という場所が好きで高校生の頃から半年明けずに出掛けたものだし、結婚前までは毎年、正月三日の朝早くに初詣に行きそのまま健康祈願の思いを込めて江の島まで歩くのが習慣だった。途中、新田義貞公が稲村ケ崎をどうやって越えたのか真面目に悩むのも恒例(笑) 結局、関東大震災で三浦半島は隆起したから、800年前は今の波打ち際あたりが引き潮で渡れる浅瀬だったのだろうと毎度結論するしかなかったが・・・

いつも思うことだが、世界遺産になることの可否はともかく、800年前の遺跡がそのまま地中に埋もれているのが鎌倉で、発掘された大きいものは段葛くらいしかないわけだから、考えようによっては鎌倉・室町時代がまんま地中に埋もれて保存されているともいえる。おとといの七五三では八幡宮の御神域で過ごしたが、現在の八幡宮は徳川家光の頃より整備され、本殿は家斉時代のものだから江戸時代のものだ。金沢文庫のある称名寺、金堂前の庭園が往時の絵図に基づき復元されているが、行ったことがある人ならわかるとおり・・・なるほど極楽浄土である。さぞかし鶴岡八幡宮も神々しいものだったと想像される。このあたりの考えを上手にまとめなければ、ただの古都(政庁があっただけだが)というだけでは何の世界遺産か納得しにくいかもしれない。

この日はどこを走ってもガラガラで、真名瀬のあたりで時間を調整してから、次女のお楽しみ七五三恒例の”お子様ランチ”へ。長女はお子様ランチを終えたから、もしかすると当家のお子様ランチはこれが最後かもしれない。これまた久しぶりの葉山のデニーズで昼食。この葉山のデニーズがまた・・・ガラガラ。12時になっても駐車場は空いているし、席もガラガラ。晴天の週末土曜なのにである。この日の子供たちのはしゃぎぶりを見ると、たまにゃあ近場であってもお出掛けは良いものだと思う。当家の娘達は本当に欲がなく「欲しい」とか「行きたい」とかが無いのだが・・・気分転換も必要だということだ。

このところ店長日記が途絶えたのは、熱心に取り組んでいることがあるからだ。何かに手を尽くすと大概こうなる。好評だった客船ポストカードシリーズの一新に取り組んでいる。鎌倉の発掘ではないが50年から100年前の資料を集めるのはホネだし、傷んだ資料や画像をポストカードという箱庭・小宇宙に納めるのに丁寧に復元修正するのは面白くもあるが膨大な時間がかかる。オーシャンライナーの時代・歴史への大いなるリスペクト故、モチベーションも高く続けられる。スティーブ・ジョブスさんが亡くなって生前の逸話はつきないが、僕が一番心に残る話はこだわりで、「優れた家具職人はキャビネットの普段見えない裏側に安物のベニヤを貼って済ませたりしない」というもので、何にでもいえることだが安易なエクスキューズを自身に対して与えることなく、それは結果的に誰もが共有できるものではないとしても達成感をもたらしてくれる。どこか・・・商人であるよりもやっぱり職人的な自分に気づかされる時間である (2011,11,14)

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