07/02 横須賀のカブトムシ

横須賀のカブトムシ:店長日記・アートポスター販売・Ocean-Note

恥ずかしくも50年も生かしていただくと、生きてて良かったとつくづく思うことに出会う。横須賀に移り住んで25年になる。東京から引っ越してまずビックリしたのがムカデだった。あんなもの、ゴムのおもちゃでしか見たことなかったし、まるでゴキブリのようにそこいら中にいるものだとは思っていなかったから大変である。もっとも、これは住んでるロケーションにもよるようで、わずか家から300mほどのこの仕事場ではムカデは一度も見ていない。ちょっと出かけて某所でギンヤンマを捕ったのにも感激したが、去年はクマゼミを捕まえて温暖化を実感したり・・・それでも子供の頃に勲章だったクマゼミ(もっとも当時の東京でクマゼミはいる筈もないが 笑)だから嬉しかった。あとは、オニヤンマを残すのみと密かに機会をうかがっていたが、大物を忘れていた。ここで、断っておけば、僕の生まれ育ちは東京・中野、練馬・石神井の3年を経てあとは横須賀、野山の中で生きてきたわけじゃないし、遊びは海ばかりだからムシとの縁は国民平均レベルである。基本的に都会の人なのであり、大自然とともに生きている方なら笑っちゃうことも、実にひとつひとつが貴重な体験なのである。

今朝は早くから仕事場で一仕事終え、「ああ、今日は資源ごみだなあ・・・」などと考えながら自宅に戻ると、マンションのアプローチの階段に黒い物体。オスのカブトムシである。あとは家中大騒ぎ。カブトムシは縁遠いムシで、子供のころに逗留した母の田舎の山形(最上川近く)では、それこそ蜻蛉と蝉と蛙(これは虫じゃないな)は無数にいたが、カブトムシだけはいなかった。ずっとそこに暮らす叔父も捕ったことがないと言ってたくらいだ。やはり週末ごとに過ごした、伊豆・網代の山でもカブトムシは見たことがなかった。横須賀では一度だけ、網戸にメスのカブトムシが来たことがあったし、別の機会にメスを捕まえたことがあった。横須賀上町の店をやってた頃は、出社途中の公郷の踏切近くでオスのカブトムシを捕まえたことがあったが、これは相当に弱っていて上町に着いて暫くしたら死んでしまった。今日のカブトムシは羽化からそれほど経っていないと思える立派なオスで、元気元気もいいところ。本物である。匂いを嗅いでみると、スイカの匂いがする。カブトムシの匂いは、スイカやキュウリを餌にやるから、あの匂いになるわけじゃあないのだ。あれがカブトムシの匂いなのだ。僕にとっては大発見である。長女はムシがすっかり苦手になってしまったのだが、次女はムシが大好きだしバッタやら蝶やら捕まえるのも上手い。多分、25年で初めてだから、例の焼酎漬けのバナナでもやらんかぎり、これが最初で最後のカブトムシだろう。一期一会である。次女がしばし遊んだ後、そっと庭に逃がした・・・アリガトウ、Good Luck・・・である(2013.7.2)

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