10/03 トゲナナフシのオス

トゲナナフシのオス:店長日記・アートポスター販売・Ocean-Note

横須賀ではトゲナナフシが沢山見つかる。もっと田舎に行けば山ほどいるのだろうが、何せ、あのゴムのおもちゃでしか見たことのなかったムカデ、今から25年程前に横須賀に住み始めて初めて見たくらいだから、少なくとも僕の生きてきた行動範囲の中では横須賀は虫が沢山居るところなのだろうと思う。トゲナナフシは、その名のとおりトゲトゲしているから触ったら痛いと思いがちだがそんなことはない。動きがスローモーでユーモラス(これは虫なりに個性があって、ひとつずつキャラクターが違う。結構、サッサと動くのも多い)、服にくっつけるとゆっくりと動き回るのだが、これがなかなか可愛いので我が家ではトゲナナフシとしばし遊ぶこともままあった。トゲナナフシの方は迷惑しているのだろうが・・・

先日テレビを見ていたら(ひるオビだったかな?)、トゲナナフシのオスというのは、自然界ではほとんど存在しないのだという話題をやっていた。何でも、トゲナナフシはメスがクローンを作るように繁殖するそうで、オスは必要ないのだそうだ。その時のコメンテーターの先生によれば、地球の何十万年単位の環境変化の中で、現在はトゲナナフシにとって最も理想的な繁殖環境にあり、オスがいなくても繁殖できるトゲナナフシにとって「楽」な時期にあたっているのだろうと推察されるとのことで、先々、数十万年単位の環境変化でトゲナナフシにとって厳しい時期が来ればオスが必要になるのだろうとのことだった。

2009年に京都でトゲナナフシのオスが見つかったのが唯一の発見例だそうだが、僕は、根が単純だから「これは見つけたら有名人になれるゾ」(別に有名人になりたいとも思わないが)と思って、毎日せっせとトゲナナフシを見つけては雌雄を確認している。オスはお尻の先端にクワガタのクワのようなフックを持っているそうだ。ちなみに、昆虫を研究している大学やら実験施設には、どうやって作るのか、ちゃんとオスがいるそうだが、毎日数匹のトゲナナフシと出会うものの未だ発見できない。

生物の繁殖のメカニズムは学校で習った通りで、卵細胞の核に別の単細胞が入り込んで、それがなんらなのスイッチ、あるいは刺激となって細胞分裂が始まり、遺伝情報に基づいて生体が形成されるわけだが、つまりはその外部からの刺激なしに細胞分裂をコントロールできているという理解になるのだろうか? 文明の進歩によって人間にとって適切な環境変化の方向に向かっているとはとても思えないが、意外に人間もオスが不要になるかもしれない(笑)所詮、男なんてそんなもんである (2014,10,3)

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