09/06 海の貴婦人、帆船エスメラルダ

帆船エスメラルダ:店長日記の写真:ポスター販売・Ocean-Note

昨日は1月、9月恒例の見本市と、船の科学館の学芸員のSさんとの打ち合わせで、お台場に行った。僕はお台場に行くときは浜松町から都営バスで行くのだが、レインボーブリッジの上から、晴海埠頭に係留されているチリ海軍の練習帆船、海の貴婦人といわれるエスメラルダを眺めた。実は、先日、帆船好きのお客さんのHさんから、「晴海にエスメラルダがいますよ」と聞いていたのだ。今年は1月の見本市、3月の船の科学館、そして今回と3回お台場に行っているがその度に帆船を見ている。1月は右の写真、ビッグサイトの海側の住友重工の埠頭でメンテナンス中の日本丸(本当は浦賀ドッグが閉鎖されていなければ、建造された浦賀にいるところなのだろう)、3月はこのブログにも書いた海王丸、そして今回の左の写真(何せ、バスの中から撮った写真、見づらく恐縮である)のエスメラルダだ。

エスメラルダはチリ海軍の練習帆船で、チリ海軍のプレゼンスがどの程度のものかは承知しないが、とにかく別名、海の大使館とも言われるほどで、世界中の船のイベントにやたらと登場することで知られる。その分ファンも多いようだ。横須賀にも2002年に来てパレードに参加している。とにかく、やたらとイベントに参加するので、個人的には、いつ訓練しているんだろう?と思ったりもする。ちなみに”エスメラルダ”は”エメラルド”の意味だそうだが、バーケンティンというやや珍しい展帆形式を持つ。これは日本丸などのバークと逆で、3本マスト以上で一本のみ横帆、それ以外は縦帆の形式だ。そもそも横帆と縦帆の違いを間単に解説すれば、横帆は季節風を受けた長距離航海に向き、縦帆は沿岸の近距離を自由自在に航海するのに向く。お分かりのとおり、縦帆の方が風への切りあがり性能は良くなり、操帆は楽だ。横帆だと、何事も、それこそ一致団結して事にあたらなければ成り立たない。そうは言っても4本マストだ、やはり一致団結は不可欠だ。

以前にも書いた気がするし、商品説明でもあちらこちらに書いているが、帆船のこの操船の難しさや、海の上での連帯感を必要とすることが海の男を育てるのにもってこいなのだそうだ。アメリカのイーグルは沿岸警備隊の所属だが、実は毎年の訓練航海は海軍と沿岸警備隊の士官候補生が半分ずつ乗る。世界最強のアメリカ海軍でも帆船で訓練しているのだ。帆船は確かに時代の役割を終えたが、絶対に無くなることが無いといわれる所以である。

残念ながら、帆船に乗ったことはないが、いつかは乗ってみたいものだ。もっとも、僕は高いところが苦手だから展帆作業はご勘弁だが・・・すっかり帆船づいた頭で船の科学館のSさんと話していたら、少し先だが、英国のネルソン提督で有名な現役扱いの保存艦、ビクトリーのデコパージュ額をご購入いただけるような話になった。うん、帆船様様である。ところで、ビックリ、船の科学館に沢山展示してる模型、わずか50センチばかりのタグボートの模型でも300万円だとか・・・大和あたりだと1000万とか2000万とか・・・模型を全部合わせたら・・・天文学的な金額だ。もひとつ、ところでだが、船の科学館の屋外に飾ってあった大きな大和の模型、どうして無くなったのか聞いたら、5年前、台風で艦橋がポッキリ折れてしまったのだそうだ。(2007,9,6)

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