02/13 「世界の艦船」増刊 OCEAN LINERS NOSTALGIA

「世界の艦船」の海人社からOCEAN LINERS NOSTALGIAというムックが増刊として販売される。発売予定は2月19日、価格は3500円である。内容は、今のところわからないが、基本的には戦前客船のモノクロ写真が中心なのだろうと思う。実はこのお話はすでに昨秋から承知していた。というのは、海人社さんの編集の方から協力依頼があったからである。当社制作販売の客船ポスターを掲載したい、ついては広告掲載をお願いできないかといった内容である。「必ず、御社のためになりますよ」と、別段もったいつける様子もなく、大変に真面目なお誘いではあったがお断りした。「広告は出しませんが、掲載の協力はします」とお答えしても良かったが、これは大人げない物言いになると思って、単純に丁重にお断りした次第。タイアップや広告は一切やらないことを貫いて来たし、以前に何度か雑誌に掲載された際には仕事のペースを乱されたことがあり、掲載・リンク一切お断りしているのである。

雑誌の広告収入への依存が大きすぎることは兼ねてより問題だと思っている。下手すりゃ、読者にしてみればお金を払って広告を読んいるようなもんだと感じさせられるものも見受けられる。純記事なんか少なくて、ほとんどタイアップと思しき記事で埋め尽くされていたりするわけだ。そんなご時世にあっては海人社さんの「世界の艦船」などは広告収入への依存が少ないことで有名なんだそうだ。大したものである。尤も・・・軍艦が多いわけだから、石川島播磨やら三菱重工が広告を出したってねえ・・・(苦笑)

いずれにせよ、日本ではこの手の資料やら出版物が極めて少ないのも事実。世界的に見ても研究家の方も亡くなられたりご高齢だったり、すでにオーシャンライナーの時代が終わって数十年にもなると、実際にオーシャンラーナーの旅を経験した世代も少なくなっている。僕だって、氷川丸が退役した後に生まれたのだ。従って日本だけでなく、世界的にもオーシャンライナーに関する出版物は減っている。唯一気を吐いているのは、アメリカのビル・ミラー氏といったところか。Mr. Ocean Linerなるニックネームも、氏の著者名で出版された本は初歩的な間違えもあったりして、10年前なら聞いててこそばゆいところもあったが、現在は堂々と第一人者である。恐らく日本では、今後こう言った方面の研究家はいなくなるだろう。寂しい限りである。海人社のOCEAN LINERS NOSTALGIAが起爆剤になることもあるまいが、大変に面白い世界である、もう少し広く興味が持たれることを望んでやまない。「OCEAN LINERS NOSTALGIA」のお知らせまで(2015,2,13)

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