03/28 氷川丸信号旗 QE抜港のこと

氷川丸信号旗:店長日記 Ocean-Note

娘たちは春休み。みなと博物館で購入したい資料が何点かあったのと元町に野暮用があったので、久しぶりに一家揃って横浜散歩。氷川丸のマストには見慣れない信号旗の列、これは「JGXC」と読めるが、氷川丸のコールサインなのだそうだ。もちろん氷川丸は法律上「船舶」ではないし、コールサインで呼び出したって船内無線局があるわけではない。信号旗というのは、本当に青空に映えるもので宜しいものだ。

3月16日だったか、知人より「QE抜港決定です」とメールが届いた。恥ずかしながら「抜港」なんて言葉は初めて聞いたが、読んで字のごとくだから「ああ、寄港中止になったんだなあ」と思った。既報のとおり前港のラバウル出港後に台風を避けて航路を変更したため横浜港の干潮時刻に間に合わず寄港を中止したのだそうだ。元から、見に行く予定もなかったので、残念な思いをされた方々には気の毒だが「然もありなん」といった感想のみである。国益を考えれば、すぐにでも「ベイブリッジを架け替えよ!」と言いたいのみ。そもそもクイーンエリザベス2の高さを考慮して橋の下端の高さを決めたそうだが、これがなっちゃいない。ニューヨークのヴェラザノナローズブリッジの高さに合わせりゃよかったのだ。現にクイーンメリー2は、設計原案をヴェラザノナローズブリッジをくぐれるように変更した。ニューヨークに入港できない大型客船なんか考えられないわけだから、これがギョーカイのデファクトスタンダードである。

テレビのニュースでは相も変わらず「豪華客船クイーンエリザベス2世号の名を引き継いだ三代目クイーンエリザベス・・・」と聞いていて面映ゆい美辞麗句。これはあくまで一個人の出しゃばった意見に過ぎないが、クイーンビクトリアにせよクイーンエリザベスにせよ、カーニバル社の共通設計のクルーズ船の一隻(カーニバル・ビスタ級客船、QVは7番船、QEは8番船)に過ぎないわけで、ブランドがキュナードであるだけで中身はただのクルーズ客船である。「あのキュナードなら何でも良い」というわけでもあるまいし、個人的には「クイーン」の船名を名乗って欲しくはなかった。いわばユニクロ製のポロシャツの胸に、ラルフローレンのポロのロゴ刺繍を縫い付けて売ってるようなものだ。かといってユニクロのポロシャツの品質が悪いわけではないので念のため。(笑)

去年、クイーンエリザベスが寄港した時の大桟橋は予想しないほどの人出だった。大桟橋の売店各位におかれても、去年の人出をアテにして商品を仕込んだことだろう。お気の毒である。所詮はクルーズ客船なのだから・・・改めて感じる次第(2015,3,28)

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