07/07 オーシャンノートからの眺め

オーシャンノートからの眺め

わずか三月ほどで潰えてしまうことだが、思いがけず眺めの宜しい日々を楽しんでいる。目の前に鎮座していた豪邸が取り壊されて、宅地開発されるまでの間だけ空地なのだ。横須賀は北向きに海が広がっている。太平洋岸に住んでいれば、太陽の上る東に海が広がる感覚が身についているもんだが、横須賀東海岸で海に向かえば、実は大抵は横浜や湾奥を眺めることになるのだ。この辺がどうも難しい。方向感覚が狂う。

で、仕事場の眺めの良くなった窓は、ほぼ北を正面に二窓東に一窓、東は観音崎手前の旗山崎(ペリーの艦隊はルビコン岬と名付けた。この岬から先を江戸幕府直轄の江戸湾内湾と考えたらしい)から、浦賀水道、正面やや右に猿島(ペリー流にいえばペリー島)、正面の岩山の際に遠く向うに横浜港を望む。猿島のちょっと左手には天気が良ければスイカイツリーも見える。

もう、この仕事場も丸5年を迎える。横須賀上町で店を構えていたのが丸4年だったから、こうして部屋に籠って仕事をしている方が長くなったわけだ。2010年7月17日の店長日記を引用すれば − ある土曜日の早朝、昔、長女がまだヨチヨチ歩きを始めたばかりの頃良く散歩した自宅の近所を一人であれこれ思索しながら歩いていたら・・・そこから良く海を眺めた処に差し掛かかり考え事しながら海を眺めた。フト振り向くと、そこに建つアパートメントの一室に空室の看板が・・・  「ここで仕事をしよう!」と思いついてしまったことが全てのきっかけになってしまった。海を眺めながら仕事をするのは僕の夢なのだ。 − といった事情でここに越したわけだが、眺めが宜しい分、冬の北風吹きさらしによる寒さは厳しいものの概ねハッピーな環境である。

特に眺めを良くしてくれた豪邸は、ローカルな話題で恐縮ながら、横須賀の人ならだれでも知っている横須賀中央の某有名居酒屋の社長さんのご自宅であった。数年前に奥様を亡くされて、会社を引き継がれているご子息方は、良くある話ながら同居には至らないらしく、売りに出された。これも公な情報として不動産さんで公開されていたから言えば、売値は1億円である。築30年弱の立派なRC造の住宅は取り壊され、7棟分の建築条件付宅地に生まれ変わる。8月1日は、横須賀の花火大会だ。今年だけ、蚊に悩まされず、クーラーの効いた部屋から花火を見ることができそうだ(2015,7,7)

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