07/14 ザハ・ハディトの国立競技場

ザハ・ハディト

新しい国立競技場の建設、筋が実によろしくない。結論から言えば、テレビも新聞も誰も言わないけれど・・・はっきり言っちゃえば良いのである。「ザハ・ハディトの設計 はあんまりよくない」(笑) だから、話しがまとまらないのである。もし、誰もが好感を持てるデザインであれば、これも言っちゃあ何だが、日本国にとって2000億や3000億は大した金額ではない 。一年の予算は100兆円の国ですぞ。新国立競技場なんか、333個も建っちゃう。戦艦大和とくらべて、やれ世界三大無用の長物になりかねないなんて言う方もいるが、大和の建造費は諸説あるものの 、当時の国家予算の3%ほどが費やされたというのが妥当なところで、国家予算比にすれば新国立競技場がお高いといったところで戦艦大和の予算比からすればほんの1/10ほどのもんである。安倍総 理も「必殺、第四の矢です」くらいいっちゃえばいいものを、答弁では「間に合わないから仕方ない」的なネガティヴな発言、キールアーチがどうのこうのではなく、要はあの案を総理も大臣も誰も 気に入っていないのである。コストを問題にする一方で「素晴らしいデザインだ」と誰かが言っただろうか?だから気持ちよく仕事にかかれないのだ。コストのせいにしないではっきり言えばいいのだ。ザハ・ハディトさんには違約金を払ってお引き取りいただき、さっさとコン ペをやり直せばいいのだ。

近年、あちこちで建ったザハ・ハディトの建物を見たことはないが、実は彼女がアンビルドの女王と言われた時代に、設計が初めて実現したともいわれる、スイス・バーゼルの某社工場内の消防 署を見たことがある。それも、建築中の建物にヘルメットをかぶって入って一回、完成してから一回、都合二度も見た。まあ、アンビルドといわれただけあって、まるでメビウスの輪かエッシャーの だまし絵みたいな設計だったわけだが、建物内にはひとつとして平行な面がない。これには辟易した。気分が悪くなるのである。あのザハが新国立・・・個人的には冗談じゃあない、僕は前衛芸術家 として彼女を認めたとしても建築家として認めない。槇さんもそうはっきり言えばいいのだ。「世界の安藤」さんが責任とって設計すりゃいいのだ。(笑) 写真は若き日、ザハの設計した消防署を 訪れた時のもので、もう20年も前の写真である(2014,7,14)

19日追記:思った通りというか・・・何と言ったらよいか・・・案の定、設計はやり直しになりそうだ。諸方面のアンチ安藤忠雄に見える動きには感心しなかったが、政治的な思惑もあっただろうし、建設費の都合もあっただろうが、結局、今になっても誰もはっきり言わないものの・・・中には好きな人もいるようだが (我が長女は、コンペの応募作の中であれが一番良いという・・・苦笑) 、皆、あの意匠にはあまり好感を持てなかったということだ。森元総理のコメントは例えはグロながら、なかなか辛口で一番だ。「もともとあのスタイルが嫌だった。生牡蠣がドロッとたれたみたいで合わないじゃないか」 ま、新国立の設計は・・・日建さんがやるんだろうし、それが一番良いかもしれない

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