05/31 無償回収?

電気ストーブ無償回収

世情、品質管理が厳しくなっているのか、はたまた実際に工業製品の品質が落ちているものかはわからないが、所有の電気ストーブが無償回収、代金返金の対象になっていた。中国のメーカーだったようだが、電話をすると対応は大変に宜しく、すぐにヤマト運輸が回収にきてくれるとのことだ。(商品はEUPAというブランドで、TSK-5303Qというもの)

この手の話も、多いものか少ないものか三度目である。ひとつはポータブル型のDVDプレイヤー、もうひとつはモデムか何か、そしてこれである。おまけに・・・現在の愛車は日産のデイズで(笑)、さすがに無償回収にはならない筈だが、工業製品もなかなか大変そうである。

ふと思い出したのが、亡父から聞いたカンマツの電球の話。カンマツの概・・・一般論では東芝が米国のMAZDAのライセンスを買って、電球やら真空管を作っていたそうで、これを秋葉原の業者が偽物を作り「神田製のマツダ=カンマツ」と呼んだのだそうだ。品質は劣ったとあるが・・・・・・さて、鶴岡市の亡父の実家はタバコ屋を主業に荒物全般から駄菓子まで商う商店だったが、古い写真を見ると店先には「マツダランプ」の看板が見える。マツダの電球を売っていたのだが、後に東京で家電店を興した父は、すでに中学の頃にはラジオを組みたてては近所の人に売って、小遣い稼ぎをしていたそうで、材料を買うために夜汽車で秋葉原にも行っていた。で、ラジオの材料とともに担いで帰ったのが「カンマツ」の電球だったそうだ。聞けば、一般に回顧される話とは違って、電圧の不安定な戦後間もない頃でもあって、少なくとも鶴岡ではマツダの電球はやたらと切れるものだったらしい。ところが、亡父によれば「カンマツ」の方は電気は多く食うのだが切れない。結構喜ばれたと聞く。亡父には良い小遣い稼ぎだったようで、ラジオとカンマツで往復の汽車賃を出して十二分におつりが来たと聞いた。

しかし、このストーブ、横須賀上町の実店舗をやっていた時、とにかく滅法寒い街に耐えられず(何でも北側の一本裏は古い排水路が埋まっている関係で寒いのだと古くからいる人が教えてくれた)、たまらずホームセンターで手に取ったものだ。あの寒さから少しだけ僕を救ってくれた思い出深いヤツでもある。だから、点かなくなったので温度ヒューズを交換しようとバラシていたところ、温度ヒューズの位置を確かめようとググっていたら無償回収対象だったというわけだが・・・上町時代に愛用したものは、苦楽を共にした思いがあるものか、寂しい(2016,5,31)

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