03/16 朝日新聞「時どき街まち」の取材

オーシャンノートは、有償無償を問わず一切のメディア掲載やリンクをお断りしている。だが、昨日、署名の純記事で、かつ、小野寺個人が受ける取材という条件だったので朝日新聞の「時どき街まち」という金曜夕刊コラムのための取材を受けた。クイーンエリザベス2の日本初寄港の時に実際に大さん橋に行った人物を探しているとのことだった。病的ともいえる(笑)商品説明の文章と店長日記が目に留まったようだ。コラムはテキスト部分で2段なので書けることも多くはない。それなのに2時間ちょっと、ずいぶん内容の濃い取材をするものだと感心させられた。結局、僕の半生を語る羽目になった(笑)。しかし、感心したのは、バックボーンをしっかり理解して記事を書こうとする姿勢である。近頃問題になっている、まとめサイトなるまがい物・・・新聞だって週刊誌だって、今どきは「どうせコピペだろ?」と思えば大間違い、久々に「マスコミ」の良心があるところにはあるものだと半ば反省させられた。

今どき、サービスを含めた消費材を扱う会社にパブリシティ活動は欠かせないものだ。そして編集者や記事の書き手の机の上には果てしなく送り続けてくるプレス資料が山積みになってゆく。普通にやってりゃ、なかなか見てはもらえないし、まして記事に書いてもらえることも少ない。そこで会社は、プロのパブリシティ屋さんを雇う。彼らは編集者とはツーカー、持ちつ持たれつの人間関係を構築済だから、内容が読者にウケる(ためになる)ものであれば書いてくれる。そういうパブ屋さんという人たちを雇う料金は・・・書きません(笑)

憲法で保障される表現の自由に則り、誰が何を書こうが公序良俗に反しない限りは自由だ。無論、まとめサイトなるものの著作権侵害は論外だが。表現の自由がある限り、その記事がお金を出した提灯記事でない限り内容に文句は言えない。

今でも忘れないし、我が家と親しいお客さんとの間で笑い話になっているのは、横須賀上町の店をやっていたころ、大和ミュージアムなんかでも売っていた戦艦大和のミニチュアのオープンバージョンを100隻ばかり買って売っていた時のこと。良く立ち寄ってくれた横須賀のタウン誌の記者さんがその模型に目を止めてタウン誌に紹介してくれた。さすが、元軍港の横須賀だけあって記事を見て良く売れたのは良かったが、その手のお客さんは他の一切に見向きもしないから、僕が思う本筋とは遠くかけ離れたお客様層だった。おまけにクレーム・・・「何で赤城が無いんだ!」 僕に言われてもねえ・・・(笑) とあるクルーズ雑誌に上町の店が紹介されたときも同様だ。コレクターと思しき方々がいらして延々とコレクション自慢と一家言、おまけに言われなき批判である。メディアというもの、必ずしも思うようには物事が伝わらないものと痛感したものだ。結局、そんなこんなでメディアは一切お断りということにしたわけだ。商品も絞りに絞ったし、ウェブで見た以上でも以下でもない、これがあるべき姿勢と思っている。

朝日新聞の方は、不要と言ったが、これまた丁寧にもゲラを送ってくださるそうだ。行き場を失っているという史上最も美しく、個人的には完成度が高かったと思えるQE2、たまにはあの日を思い出すのも悪くない。お陰で、僕もあの日あの頃の事を思い出したりした。もうすぐお彼岸、図らずも大さん橋へ連れていってくれた亡き父を思い出す(2017,3,16)

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