01/24 ネルソンズバーの斎藤さん

当たり前のことだが、ただ珍しい海のポスター専門店を商っているだけでも、世の中は広くて改めてウーンと唸る方に出会うことも多々ある。先日、灯台写真家の三野さんから電話があって「紹介したい方がいるから・・・」とのこと、お連れいただいたのが、銀座ネルソンズバーのオーナーの斎藤さんだ。残念ながらネルゾンズバーにはお邪魔したことがないのだが、とにかく、船に関する古いものの収集にかけては、日本でも指折りの方である。素晴らしいのは、収集したものを飾って見てもらうための博物館を開館される構想を持たれ、そのためのNPOまで設立されて三浦初声にもコレクションルームを持たれ活動されていることである。僕も商売を長く続けていれば、いずれ海にまつわるいろんなモノが集まって、そのうち飾って見てもらうための博物館を開きたいのは夢だった。何と言っても、冗談みたいな話だが、最後に勤めていたドイツの家具会社のウィルクハーンの時も、「いつかウィルクハーンやバウハウス、ウルム造形大学の博物館を作って、老後はそこの館長になるのが俺の夢だよ」と語っていたこともある。会社設立前の一銭にもならない事業計画にも、恥ずかしながら博物館の事が書いてある。

たまにしか見れないが”何でも鑑定団”という番組は大好きだ。しかし、骨董やらアンティークには全く造詣がなく、予想する金額が当ったこともなければ、たまに特番でやる”本物はどれだ?”みたいなヤツでも当った試しがない。しかしながら、ブリキの北原さんの生き方には感銘を受けるし、その友人である青山ウィングクラブの矢野さんのお店も開店してすぐのころから良く通っていたし、最近でも船関連であれば、クドーズマリンの工藤さんには大変感心を寄せている。斎藤さんは、もちろん工藤さんともお知り合いのようで、いずれにせよアンテーィークや骨董は、僕にとっては手の届かないあっちの世界だ。斎藤さん曰く「日本や台湾でも船の解体が少なくて今度は黒海あたりに行くつもり・・・」とか。

そんな、第一人者の斎藤さんでいらっしゃるが、僕もたまたま気分が良かったせいか?留めなくしゃべらせてもらった。普段、勉強していることも、こういった第一人者で知識も相当に持たれている方だと、しゃべり甲斐がある。こんな、機会、僕にも少ないので、普段のストレス解消とばかりにしゃべった。そういえば、昔も営業の仕事で言われたものだ。「小野寺節、炸裂ですね!」そう、少し炸裂気味だった。でも、斎藤さんをお相手に、ビーケン・オブ・カウズの直筆サイン入りの写真集や、客船のポスターの話に「あなたは、生き字引だねぇ」と感心していただいたことと、先々のことも含め意気投合できたことは大変喜ばしく思った。いずれにせよ、少し方向性が違っても、やはりいろいろなことを調べて集めるといった共通項もあるし、大変興味深く、刺激を受ける出会いであった。(2008,1,24)

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