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映画 ”WIND” 米国盤DVDを観る

ブログ DVD ”WIND”

ハードとしてのDVDというメディアが物理的に永遠のメディアか、はたまた一般的なDVD-Video(要はDVDに焼かれた映画や映像)に収められている映像データに普遍性があるか否かということになると否定的にならざるを得ない。かつてソニーに在籍、幻のソニー製ブラウザの開発に従事しながら、会社の方針でそれが適わず退職したという一本気なSさんと一緒に仕事をしていた7〜8年前の話になるが、「小野寺さん、データデータといっても、今大事に保存しているデータなんて10年経てば使いものになりませんよ」といわれたのが今でも印象的だ。本当にその通り。今時のデジカメの写真データは1M2Mなんて当たり前、当時のPCなら即フリーズでしたヨ。とういことはブルーレイが当たり前になってくれば現状の4.9Gなんて屁みたいなものかも?!

前振りがやや刹那的になったが、以前から気になって仕方がなかった”WIND”という映画のDVDを買った。1992年公開、プロデューサーはあのフランシス・コッポラ、主演はメンフィス・ベル(これまた大好きな映画、僕の数少ない映画館で観た映画だ)のマシュー・モディンなのだが、邦題は何故か複数形の”ウィンズ”、日本ではそれほどウケなかったようでDVDが発売されていない。アメリカスカップを題材にした映画なのだが、とにかく素晴らしいの一言に尽きる。アメリカスカップの映像といったところで、オンボードの映像なんて殆どありえないので、まさに制作費60億円をかけて12メータークラスのヨット(これがまた、現代のF1みたいなアメリカスカップクラスのヨットと違っていいんだなあ)を目一杯走らせて、それだけで感動。gooの映画評にもあるが、ヨットに乗っていようがいまいが感動します、これは。

さて、そんなDVDを今日まで購入できなかったのには訳がある。そう、リージョン”1”の米国盤しかないので、リージョンコードが”2”の日本では普通に見ることができないからなのだ。しかしこのところ、店でDVDを販売するようになって、否応無しにDVDについて勉強して、少し裏技ながら、意外に簡単に再生する方法があったので観ることが出来るので買ったのである。DVDのバックアップについての違法性がとやかくいわれるが、基本的に”著作権を犯す”というのは著作権者の利益を損なったことに対して問われることなので、コピーしたもの(特にハードのメディア)を配るとか売るとか公共の場所で上映しない限り、違法性を問われるものではない。一般的には、具体的な話で言えば、あるDVD-Videoの映像を(コピーガードを外して)自分のPCのハードディスクに保存しても違法性は無いと言われているし、それをPCで再生して観たところで問題は無いと言われている。これはDVDのメディア自体の脆弱性に由来するもので、DVDメディアというものは寿命が10年といわれ、それなりのコストを支払って購入したものが物理的に”観ることが出来ない”状態になることを避けられない以上、コストに見合うバックアップをとること自体には違法性が無い、という考え方なのだそうだ。レコードやフィルムと比べてもナンセンスかもしれないが当然といえば当然、もっともハードディスクだって10年保てばめっけもんなのだから、いずれにせよ冒頭の刹那的な話にはなるが・・・

方法は簡単である。検索しても方々に書いてあるし、街場の本屋さんに行けば、その手の本もたくさんある。ただ、コピーガード云々についての記述は多いが、リージョンコードについては意外と書かれておらず、それも今回、自ら実験してクリアーできることがわかった。その方法を広く普及させるつもりも使命感も持ち合わせないのでここに具体的なことを書くのは避けるが、お困りの方がおられたら(例えば、僕も昔、仕事で調べごとをするのに見ることが出来ないビデオに泣かされたものだ)個人的にお知らせすることはやぶさかではない。ただし、今回クリアーしたのはリージョンコードの問題のみで、合理的な方法で欧州盤の映像方式をPal-NTSC変換する課題は解決していない。ちなみに、DVDの販売については最低限、普通のPCで視聴できるものに限ることとしているので、”WIND”のDVDはオーシャンノートで販売してはいない。(2008,6,7)

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