客船オリンピックのポストカード

“White Star Line R.M.S.Olympic” ポストカード8種セット(送料無料)

客船オリンピックのポストカード

価格:

800円 (税込)

購入数: セット

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  • p2637・・・オリンピックのみの船名をフュチャーしたフルサイズのポスターは見つけることができません。逆に、一年遅れて就役するタイタニックをフューチャーしたポスターも製作されませんでしたが、オリンピックとタイタニック、当時世界最大の45000トンを謳ったポスターは2種類製作され、絵はオリンピックを描いたものでした。(Bデッキの開閉で判別します。尚、この2枚は、タイタニックのポスターポストカード NP-060b の方で取り上げています) このポスターの作者、モンタギュー・B・ブラックは、オリンピックとタイタニックの船名が入れられ、丁度船がこのポスターから右向き反転したポスターを描いています。正確にどちらが先に製作されたのかは不明です。(Montague Birrell Black, 1889-1964)
  • p2768・・・1920年代、ノーマン・ウィルキンソンによるLMS鉄道のポスター。オリンピックが描かれています(Norman Wilkinson , 1878-1971)
  • p2810・・・作者不詳。一連の赤字に白い星によるポスター
  • p2811・・・同上、作者不詳。一連の赤字に白い星によるポスター
  • p2816・・・同上、作者不詳。一連の赤字に白い星によるポスター
  • p2638・・・戦後まで活躍した海洋画家、ウォルター・トーマスによるホワイトスターラインのポスター。1929年製作とされホワイトスターの星の中にオリンピックの4本ファンネルが描かれています。第一次大戦後にはドイツから賠償で得たマジェスティックが世界最大となり、ホワイトスターラインはモルガン財閥から英ロイヤルメールにオーナーシップが変わり、すでに新船の計画を進めていた時期です。同じモチーフで他のポスターは作者が特定されませんが、本作は作者トーマスの記録が伝わっています(Walter Thomas, 1894-1971)
  • p2812・・・同上、作者不詳。白い星の背景に変化しています。1930年代
  • p2771・・・ニューヨーク港のオリンピックの図。1929年頃(Frank Newbould, )

姉妹船のタイタニックが世界一有名な客船になりますが、ホワイトスターラインのオリンピッククラス、ネームシップはオリンピックでした。細かく改良点がありましたが、オリンピックとタイタニックは、アイルランド・ベルファストのハーランド・アンド・ウォルフ造船所で、新たに造られた隣り合わせの巨大な船台で同時に建造されました。二船の図面は共有されており、進水後の艤装中に、Bデッキ前半部がクローズされスイートルームとウィンターガーデンが設けられた以外、両船はほぼウリふたつでした。タイタニックが不幸な事故で沈んだものの、1910年代の水準で、巷間話題にされるような強度上の問題があったわけではなく、これはオリンピックが24年間、無事運航されたことからわかります。(現代の船でも氷山にぶつかれば穴が開きますし、船は水に浮いたことを前提に強度が設計されますので、船尾が空中に持ち上がれば船体が折れるのは予想されることです) ホワイトスターラインの乗客サービスは質の高いもので、同時代のキュナードや北ドイツロイドには無いものでした。タイタニックの沈没後もオリンピックで維持された、この質の高いサービスはキュナードラインと合併後、現在のキュナードラインに“ホワイトスターサービス”として受け継がれてゆくことになります(現在でもキュナードの船内サービススタッフの胸にはホワイトスターサービスのバッジが付けられており、同時に12ケ条のホワイトスターサービス信条を記した冊子の携行が義務付けれています)


○ オーシャンノートオリジナルポストカードについて

当ポストカードは、ヴィンテージポスターの画像データをポストカード用にレイアウトした精密レプリカです。元となるヴィンテージポスターには破れや傷み、退色やヤケがあるものが多く、折れや破れなどの傷み部分は画像修正し、質感を損なわない程度に色相・彩度、明度等を調整し発表当時のポスターの再現につとめています。プリントはオンデマンドアートプリント、通常のデジタルプリントとは違って水ににじまず、実際のポストカードとしても使用できます。
通常の屋内環境で30年から40年以上は鑑賞に堪え得る保存が可能なので、資料収集向けにも適しています

○ ベースペーパーとプリント

紙:0.27mm厚、特注カットアート紙(参考:官製はがき t=0.22mm)
寸法:148mmx100mm(裏面に淡グレー色で“POSTCARD”表記、郵便番号枠無し。郵便ハガキとして使用できます)
印刷:オンデマンド、ピグメント(顔料)インク、屋内30年以上保存鑑賞可
ベースペーパーは官製インクジェットはがきより、やや白色度高めです

○ 商品のお届けとお支払いについて
  • ポストカードシリーズは、普通郵便もしくは日本郵便クリックポスト(原則ポストカードセットで複数ご注文)にて御宅郵便受け投函でのお届けとなります
  • 他の商品も合わせ、合計5000円未満のご購入では、お支払いは銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済の3通り、ヤマト運輸代金引換はご利用できません。(システム上、ご購入画面に銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済しか表示されません)
  • 合計5000円以上のご注文では、お支払いは銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済に加え、ヤマト運輸代金引換もご利用できます。324円の代引き手数料が代金に加算されますが、ヤマト運輸宅急便扱いとなります
  • 額装アート商品と併せてご購入の場合は、ヤマト運輸宅急便でのお届けとなります

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● ホワイトスターライン・客船オリンピックのポスター、雑感

タイタニックの事故以降、遠大なる野心で大西洋航路の船会社を次々と傘下に納めたモルガン財閥=IMM社の勢いは急速にしぼみました。J.P.モルガン自身、タイタニックへの乗船を予定しており(たまたま都合でキャンセルすることになりました)、タイタニックが沈んだ事実に肝を冷やしたモルガンの船会社経営への興味は失われたと伝わります。ホワイトスターラインのその後の経営も順調とは言えなかったようですが、当時を偲ぶポスターや雑誌広告を見ると、アールデコ全盛以前にも関わらず、最先端を行くデザインセンスを持って営業を展開していたことがわかります。同時に、ただの宣伝上手ではなく、傑出した行き届いた乗客へのサービスは好評で、移民の間では、三等やスティアリッジ(ドイツ船の貨物倉を使用する船室)の待遇の悪い他社船より、生涯一度大西洋を渡るならホワイトスターの船に乗るべきとの評判があったそうです (T.O.)

● ホワイトスターライン・レッドスターライン客船ポストカード INDEX

 ※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します

ホワイトスターライン・客船ブリタニック、ジョージックのポスター ポストカード レッドスターライン・客船ベルゲンランドのポスター ポストカード ホワイトスターライン・客船ホーメリックのポスター ポストカード ホワイトスターライン・客船マジェスティックのポスター ポストカード ホワイトスターライン・客船タイタニックのポスター ポストカード ホワイトスターライン・客船オリンピックのポスター ポストカード レッドスターライン・ラップランド級客船のポスター ポストカード レッドスターライン・ベダーランド級客船のポスター ポストカード ホワイトスターライン・客船オーシャニックとビッグ4のポスター ポストカード レッドスターライン・客船ウェスタンランドのポスター ポストカード ホワイトスターライン・客船ブリタニック級、チュートニック級のポスター ポストカード

納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】

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