“Cunard R.M.S.Queen Mary” ポストカード5種セット(送料無料)
上のサムネイル画像のポストカードセットです。サムネイルにポインタを乗せて表示、「拡大表示」クリックで拡大表示されます
- p2622・・・1967年9月22日、ニューヨークの数千のニューススタンド(新聞の販売スタンド)で使用されたB3大(新聞紙サイズ?)のポスターです。クイーンメリーは9月27日、ちょうど1000回目の大西洋横断で退役しますが、ニューススタンドのプロモーションポスターは、この最後のニューヨーク入港を予告するものでした。文面には500往復目の大西洋横断と記されています。9月22日だけ、あるいは数日だけ貼られたこのポスターは、他のニューススタンドプロモ同様、殆ど現存しません。写真家は不明、1967年当時のニューススタンドプロモの写真と印刷の鮮明度は余り良好ではありませんが大変面白いものです
- p2751・・・作者不詳、フランス国内で使用された(キュナードのフランス支社は、戦後かなり独自のプロモーションを展開しました)珍しいポスター
- p2761・・・1950年代のキュナードラインポスター。作者不詳
- p2829c・・・1950年代のキュナード艦隊を描いたポスター。絵はクイーンメリーのカッタウェイを描いたことで知られるジョージ・ホレイス・デイビス。この絵はむしろ、当時キュナードの船内で供されていたジグゾーパズルの絵柄で知られるもので、スーベニア用のポスターは数多くは現存していません。珍しいものです(George Horace Davis, 1881-1963)
- p2620・・・1970年代、詳細不明なデザイナー、ホンカワ?によるロングビーチで保存されるクイーンメリーのポスター。デザイナーの来歴など詳細こそわかりませんが、当時、クイーンメリーの書籍表紙にもこのイラストレーションが使用されました。また、ホンカワ?は、上部にコンコルドを描いたクイーンエリザベス2の雑誌広告のイラストも一度だけ担当しています。暗色系のテキストで見えにくいですが、下部には“QUEEN MARY TOUR”の文字が入ります(Tony Honkawa, ?-?)
キュナードラインの客船といえばクイーン。初めてクイーンの名を戴いたのが1936年就役の客船クイーンメリーでした。同じ8万トン級の客船としてフレンチランのノルマンディーと大西洋横断最速船=ブルーリボンの座を争い、第二次大戦期を兵員輸送船として生き残り、1967年に退役するまで大西洋横断航路で活躍しました。ライバルのノルマンディーの華やかな宣伝に比べれば控えめながら、写真で見れば威圧的に見える300mの船容もポスターに描かれば極めてバランスの良いスマートなデザインであることがわかります
○ オーシャンノートオリジナルポストカードについて
当ポストカードは、ヴィンテージポスターの画像データをポストカード用にレイアウトした精密レプリカです。元となるヴィンテージポスターには破れや傷み、退色やヤケがあるものが多く、折れや破れなどの傷み部分は画像修正し、質感を損なわない程度に色相・彩度、明度等を調整し発表当時のポスターの再現につとめています。プリントはオンデマンドアートプリント、通常のデジタルプリントとは違って水ににじまず、実際のポストカードとしても使用できます。
通常の屋内環境で30年から40年以上は鑑賞に堪え得る保存が可能なので、資料収集向けにも適しています
○ ベースペーパーとプリント
紙:0.27mm厚、特注カットアート紙(参考:官製はがき t=0.22mm)
寸法:148mmx100mm(裏面に淡グレー色で“POSTCARD”表記、郵便番号枠無し。郵便ハガキとして使用できます)
印刷:オンデマンド、ピグメント(顔料)インク、屋内30年以上保存鑑賞可
ベースペーパーは官製インクジェットはがきより、やや白色度高めです
○ 商品のお届けとお支払いについて
- ポストカードシリーズは、普通郵便もしくは日本郵便クリックポスト(原則ポストカードセットで複数ご注文)にて御宅郵便受け投函でのお届けとなります
- 他の商品も合わせ、合計5000円未満のご購入では、お支払いは銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済の3通り、ヤマト運輸代金引換はご利用できません。(システム上、ご購入画面に銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済しか表示されません)
- 合計5000円以上のご注文では、お支払いは銀行振込、ゆうちょ銀振替、クレジットカード決済に加え、ヤマト運輸代金引換もご利用できます。324円の代引き手数料が代金に加算されますが、ヤマト運輸宅急便扱いとなります
- 額装アート商品と併せてご購入の場合は、ヤマト運輸宅急便でのお届けとなります
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● キュナード・客船クイーンメリーのポスター(戦後編)、雑感
2008年に退役したQE2の再利用が二転三転し、今後の保存が危ぶまれていることで分かる通り、動かなかくなった大型客船の保存は難しいことです。州政府による様々な特例と配慮に今後とも大きな問題はないように思えますが、所有者はあくまで民間事業者に過ぎず、収益如何によっては存続の危機がやってくることも予想されます。実施に大型客船が水の上で一定の安全性を保ったままで一体いつまで保存することが出来るものか・・・クイーンメリーはいまだに歴史の輪廻を紡ぎ続けているともいえます (T.O.)
● キュナード客船ポストカード INDEX
※ポスター画像をクリックしていただくと詳細ページへ移動します
納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】