● 1912年 フレンチライン・客船フランスのカッタウェイ断面図 精密レプリカ額入りジクレーアート
≪SS FRANCE Longitudinal Section, COMPAGNIE GENERALE TRANSATLANTIQUE FRENCH LINE≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
商品名 :1912年 客船フランスのカッタウェイ断面図 2706XL
作品名 :SS FRANCE Longitudinal Section, COMPAGNIE GENERALE TRANSATLANTIQUE FRENCH LINE
作者名 :anonymous (Imp. F. Champenois, Paris)
製作年 :1912
額縁・マット : カマボコ型 12mm t=1.5mmx2枚ダブルマット 前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 560mm x 440mm
作品サイズ : 468mm x 312mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは478 x 322mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● フレンチライン・客船フランスのカッタウェイ断面図
フレンチラインがフランスのフラッグキャリアーとなったきっかけを作ることになったのは、タイタニックの事故のわずか1週間後に就役した客船フランスの成功によるところが大きく、フランスの海運史に貴重な足跡を残しています。英国とドイツが北大西洋で激しい覇権争いをしていた20世紀初頭、最大の客船は5万トンを窺うほどでしたが、フレンチラインの客船は僅か12000トン級の客船プロヴァンスとサヴォワが最大でした。フレンチライン社長、ジュール・シャルル・ルーが英独の競争に割って入る野心をもって建造したのが24000トン、最高速度25ノットの客船フランスでした。英独船に大きさで劣る分、フランスの客船の持つ豪華なインテリアとフランス流のエスプリの効いたサービス、本格的なフランス料理には磨きがかけられ(英独船では、三等以下の移民で利益を上げる収益構造でしたが、フランス船はむしろ一等至上主義でした)、大いなる人気を博し、タイタニック沈没で一時的な落ち込みをものともせず上々の運用成績をあげます。これがフランス政府を動かすことになり、翌1913年、自国船での郵便輸送確立の大義のもとでフレンチラインに対し多額の建造補助金と艦隊整備計画が下命され、以後、客船パリ、イル・ド・フランス、ノルマンディーが建造されてゆくことになります。フランス客船の栄光の第一歩を標した客船フランスは、第一次大戦中は病院船として活躍、戦後復帰して1933年、ノルマンディーの就役に目途が立ったことを見届け退役しました
・ 雑感
フレンチラインのフランス、パリ、イル・ド・フランス、ノルマンディーと制作されたカッタウェイホールディングブローシャーのイラストは大変美しく、他の船会社制作のものや、雑誌などに掲載されたものと比して一頭地飛びぬけた出来です。パリ以降は、アルベルト・セビルがイラストを担当したことが分かっていますが、本図のデザイナーは不明です。また、このフランスから50年後の1962年の客船フランスのブローシャーは体裁が変えられました (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジグレーアートプリント・客船のカッタウェイ・断面図XL INDEX
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納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】