1952年 レスター・トーマス・ビール 客船ユナイテッドステーツ 2030LL

● 1952年 レスター・トーマス・ビール 客船ユナイテッドステーツのポスター 精密レプリカ額入りジクレーアート
 ≪S.S. UNITED STATES, NEW YORK - HAVRE - SOUTHAMPTON, NEWEST...LAGEST AND FASTEST AMERICAN SHIP, UNITED STATES LINES≫


額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください

1952年 レスター・トーマス・ビール 客船ユナイテッドステーツ 2030LL

価格:

9,487円 (税込)

額・マット:
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送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます


作者名 :Lester Thomas Beall
製作年 :1952
額縁・マット : 木製カマボコ型=12mm、t=1.5mmx2枚ダブルマット、前面t=1.5mmクリアーガラス
          額縁とマット色をお選びいただけます
           ・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
           ・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)

当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中のアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せはリトグラフやシルクスクリーンに比べ格段の保存性を持ち、数十年単位の鑑賞に耐えます。画像データに傷や劣化の補修、彩度などの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています


● 1952年 レスター・トーマス・ビール 客船ユナイテッドステーツのポスター

史上最速の客船ユナイテッドステーツのポスターです。
作者レスター・ビールは1903年生まれ、シカゴで学生生活を送りますが学んだのは美術史、デザインや美術の高度な専門教育を受けたわけではありませんでした。コミュニケーションに重点を置いた新しいタイプのデザイナーだったと言えるかもしれません。ビール作品の特徴はコラージュにありましたが本作はコラージュではありません。一方で記号化・符号化したメッセージで直感的に内容を伝えるといった面で大成功を収めており、たった一筆の円弧に描かれた矢印が客船ユナイテッドステーツの速さと斬新さを的確に伝えます。欧州風に言えばヴィジュアルスキャンダル、現代風に言えばヴィジュアルコミュニケーションの典型的お手本たる名作です。
さて、客船ユナイテッドステーツの誕生は曰くつきのものでした。時の英国首相チャーチルをして「クイーンズのお陰で戦争が一年早く終わった」と言わせた大戦中の客船、キュナードのクイーンメリーとクイーンエリザベスの活躍でしたが、米国が支払った傭船料は1億ドル、これはクイーンズどちらか一隻を造って余りある金額であり、有事の際の大型高速客船の必要性を痛感した米国は客船ユナイテッドステーツを建造することになります。客船ユナイテッドステーツの設計上の巡航速度は35ノット、機関は戦艦ミズーリ型と同等の高温高圧ボイラーに蒸気タービンを用いました。設計者ウィリアム・ギブスによる軽量化・不燃化は徹底したもので、スタンウェイ社はアルミ製ピアノの製作を要求され不燃塗装で了承してもらったという逸話もあるほどです。7000万ドルもの建造費の6割は米海軍が負担し”高速輸送船”として建造された”客船”ユナイテッドステーツは、公試運転で38.34ノット、営業航海で大西洋横断東航35.59ノット、西航34.51ノットの不滅の速度記録を打ち立て、ブルーリボン(大西洋横断最速記録客船の称号)を獲得、これはこれまで海運・客船で後塵を拝してきた戦勝国アメリカのプライドを満足させるものでした。クイーンメリーの6割の船体重量に5割増しの機関を積み30ノット近い速度で大西洋を行き来しながら、ほとんど振動に悩まされることがなかったといわれ、就航から1958年頃までは消席率が9割を割ることがなく、乗客数もキュナードのクイーンズに勝っていました。しかし、航空機が急激に乗客を奪ったことと船員や港湾労働者の度重なるストが起きて1960年代に入ると収益が悪化、米国政府も兵員輸送を航空機に切り替える方針を打ち出し運航補助金中止が決定しました。状況打破のために客船ユナイテッドステーツはクルーズ航海を実施、結果的に数度の航海に終わったものの、1969年冬季には太平洋一周クルーズも計画され、これが実現すれば日本に寄港する場面を見ることができたかもしれません。運航停止後は係留されたままとなり、船齢60年を超えた現在もニュージャージーの埠頭に放置されています。1990年代から保存運動の活動が起き、時には米国大統領がコメントを寄せることもありました

・ 雑感

1952年当時の、ユナイテッドステーツラインズ