● 2008年 客船クイーンエリザベス2とクイーンメリー2の写真 額入りジクレーアート
≪QE2 with QM2 in Tandem Transatlamtic Crossing≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
撮影者 :anonymous
撮影年 :2008
額縁・マット : カマボコ型 12mm t=1.5mmx2枚ダブルマット 前面1.5mm厚クリアーガラス
額縁とマット色をお選びいただけます
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・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 525mm x 410mm
作品サイズ : 407mm x 272mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは417 x 282mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中の写真家やアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せは銀塩写真とは比較にならない耐光性を持ち数十年単位の鑑賞に耐えます。写真データに傷や劣化の補修、コントラストなどの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 2008年 客船クイーンエリザベス2とクイーンメリー2の写真アートプリント
クイーンエリザベス2とクイーンメリー2。並走して大西洋を横断したのは2004年と2008年の二回、2008年の東航タンデム、ロングアイランド沖での写真です。
もしクイーンメリー2が建造されることがなければ、ひとつの歴史の流れに終止符が打たれていたかもしれません。15世紀からの大航海時代を経て人類は船に乗って五大陸の隅々に交流・進出を果たしました。特に現在、自他共に認める世界唯一の超大国アメリカは船で渡った人々が造った国でした。年間数十万単位にも及ぶ人口の移動は二世紀間に及び、人々は船で新世界を目指しました。やがて航空機時代となり船は物資の運搬とレジャークルーズの道具となりましたが、歴史の末端を細々と繋いでいるのが唯一残されたキュナードラインの大西洋横断航路と言えます。1990年代、キュナードラインはクイーンエリザベス2の後継の客船建造と大西洋航路の維持を半ば諦めていました。これを覆したのがカーニバルクルーズのCEOミッキー・アリソンでした。アリソンは、1997年公開の映画タイタニックを見て大西洋航路の先行きに一石を投じます。キュナードラインをカーニバルの傘下に加えて新しい客船を建造、大西洋航路を維持する決心をします。もちろん、経営者として大西洋航路の歴史的価値とそれを守るキュナードラインの存在価値を高く評価した上での判断です。こうして2002年に起工、2004年に竣工したのがクイーンメリー2でした。キュナードラインとクイーンエリザベス2が守った伝統はすんでのところでクイーンメリー2に引き継がれました。思惑を越えて、新たに歴史的価値を明確に付与された大西洋横断航海の人気は高く、その歴史的意義は日々増しているといえます。
クイーンエリザベス2は船齢40年を全うし2008年に退役しましたが、二隻は、クイーンメリー2の就航以後2回のみタンデムで大西洋横断航海を果たしました。この写真は2008年10月16日ニューヨークを出港、10月22日サウサンプトン着、クイーンエリザベス2の最後にして、クイーンメリー2との二度目のタンデム大西洋横断時に撮影された写真です。背景から、ニューヨークを出港してロングアイランド沖に差し掛かったところで撮影されたものと判ります
・ 雑感
現代のクルーズ客船の船体は白く塗られたものが殆どです。伝統的な客船の塗装は船体が黒、ハウスは白、これは石炭の積み込みで船体の汚れが目立たない為の黒い船体、視認性を良くすることと冷房の無い時代に船内を涼しくするための白いハウスという理由がありました。キュナード客船の現在の船体色は厳密には黒ではなく遠目に黒く見える濃いネイビーブルーですが、こうして2隻の伝統的な客船が大洋を行く姿は古典的名画を見るようです (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Photo Ocean Liner INDEX
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納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】