● 1947年 マンハッタンターミナル・燃料タンクの写真 額入りジクレーアート
≪WELCOME HOME, Manhattan Terminal New York Harbor≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
撮影者 :Andreas Feininger
撮影年 :1947
額縁・マット : カマボコ型 12mm t=1.5mmx2枚ダブルマット 前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 525mm x 410mm
作品サイズ : 407mm x 272mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは417 x 282mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中の写真家やアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せは銀塩写真とは比較にならない耐光性を持ち数十年単位の鑑賞に耐えます。写真データに傷や劣化の補修、コントラストなどの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1947年 マンハッタンターミナル・燃料タンクの写真アートプリント
ニューヨーク、マンハッタン客船ターミナル86番埠頭の袂にあった巨大な燃料タンク、第二次世界大戦が終わり側面には「WELCOME HOME」の文字がペンキで描かれています。この写真を撮ったアンドレアス・ファイニンガーは、得意のニュージャージー側からのショットで撮影していますが、タンクに描かれた文字は写真家のためのものでも、ウェストサイド高架ハイウェイを走る車のドライバーのためのもでもなく、戦地から帰還する兵士のためのものであることがハッキリとわかり、ここが実に心憎いところです。すなわち、ハドソン川からマンハッタンを見て、タンクの文字はハドソン川の河口方向に描かれています。つまり、遠く戦地から無事に帰還する兵士たちは、写真にも数多く残されいますが、帰国の喜びから鈴なりになってデッキに出ていることが多く、このハドソン川を河口から上ってきた船がもうすぐ埠頭に接岸するところで、右舷側前方に「WELCOME HOME」の文字が見えるという寸法です。厳しい戦闘から無事に帰還した兵士にとっては涙が出そうな歓待に映ったことでしょう
・ 雑感
パリ生まれのアンドレアス・ファイニンガーはバウハウスで建築を学び、写真は独学で身に着けたといわれます。尤も、バウハウスでは実験写真は盛んであったことは良く知られるところで、ファイニンガーの写真の特徴である望遠レンズを使用して遠近感を排除するような表現は、建築家の素養とバウハウスの実験写真から生まれたものではないかと思われます。第二次大戦でパリがドイツに占領される頃に渡米、以後、LIFE誌上を中心にフォトジャーナリストとして活躍しました (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Photo Ocean Liner INDEX
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納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】