1967年客船クイーンメリーの写真 3273LL

● 1967年客船クイーンメリー・ボートデッキの写真額入りジクレーアート
　≪RMS Queen Mary's Boat Deck leaving Southampton on Last Tlansatlantic Voyage≫

額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください

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1967年客船クイーンメリーの写真 3273LL
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価格:	12,400円 (税込)
額・マット:
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送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます

撮影者　：anonymous
撮影年　：1967
額縁・マット　：　カマボコ型　12mm　t=1.5mmｘ2枚ダブルマット　前面1.8ｍｍ厚UVカットアクリル（クラレ・コモグラス）
　　　　　　　　　　額縁とマット色をお選びいただけます
　　　　　　　　　　　・黒艶消し額縁Ｘブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
　　　　　　　　　　　・白ツヤ額縁Ｘネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ　：　525ｍｍ　ｘ　410ｍｍ
作品サイズ　：　407ｍｍ　ｘ　272ｍｍ　（内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは417 x 282mm）

当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中の写真家やアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せは銀塩写真とは比較にならない耐光性を持ち数十年単位の鑑賞に耐えます。写真データに傷や劣化の補修、コントラストなどの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています

● 1967年客船クイーンメリー・ボートデッキの写真アートプリント

1967年9月27日、サウザンプトン、最後となった1000回目の大西洋横断に出航する客船クイーンメリーの写真です。
光輝いていた客船時代終焉の一コマかもしれません。第一次、第二次の両大戦は航空機の急激な発達をもたらしました。特にボーイングの戦略爆撃機の技術は民間航空機の開発に直結してゆくもので、B-29の技術が戦後の黎明期のプロペラ旅客機に、そして1944年から開発が始まり1948年から3000機以上が量産されたジェットエンジンのB-47のノウハウが注ぎ込まれて1958年に登場したのがボーイング707でした。プロペラ機時代は、乗客定員は100名に満たず、高い料金を払い狭い座席を我慢して丸々1日かかって大西洋を横断するよりは、5日程の時間がかかったとしても快適に過ごせる船の方が良いと誰もが思っていました。ところが、707の登場は歴史のページをめくってしまいます。乗客189名、速度1000km/hの707は、従来のプロペラ旅客機のはぼ倍の能力を持っており、200名近い乗客を大西洋横断空路では半日未満の10時間前後で運ぶことができました。707は通算1000機以上が生産され乗客も一気に飛行機に流れてゆきましたが、この影響を一番大きく被ったのが大西洋航路の客船でした。1960年を超えた頃には、早春・晩秋のオフシーズン間際で、クイーンズの乗客がたったの50名ほどという航海も珍しくなかったといいます。起死回生を賭けたのがQ3計画で、クイーンメリーの代替えとなる新船の建造でしたが、単にクイーンメリーを置き換えるだけでは変化に対応できないとなって計画を破棄、新たにQ4計画を練り始めます。Q4（後のクイーンエリザベス2）は、運河を渡る世界クルーズ転用が可能な大きさで計画、近く退役予定のクイーンメリーは競売にかけられ米西海岸ロングビーチ市に売却されることが決定しました。当初はQ4と交代の退役を目指したものの、急速な経営の悪化がそれを許さず、1967年9月27日出航の1000回目の大西洋横断航海をもって退役しました。
1930年代には客船ノルマンディーとの速度競争の名勝負を繰り広げ、大戦中は80万名もの将兵や看護師を輸送、戦後はライバルの居なくなった大西洋でキュナード・クイーンズとして圧倒的な存在感を放ったクイーンメリー、その船歴は名船中の名船と称賛されるに値するものであり、船齢31年ながら惜しまれながらの最終航海出航でした

・雑感

サウザンプトンでの、この日のクイーンメリーの写真はプレス関係のカメラマンによって数多く撮られて残されいます。それらの中からベストショットの1枚としてこの写真が気に入りました。リバプール船籍のクイーンメリー、No.1の救命ボートにはしっかりと船名の「QUEEN MARY」と船籍港の「LIVERPOOL」の文字が描かれており、疑いようのない名船の確かな出自と存在感が感じられるからです (T.O.)

【Maritime Gallery Ocean-Note】

● ジクレーアートプリント・客船 LL/Photo Ocean Liner INDEX

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