● 1930年代 乗船客と自由の女神の写真 額入りジクレーアート
≪Passenger's First Meet Liberty≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
撮影者 :nonymous
撮影年 :1930s
額縁・マット : カマボコ型 12mm t=1.5mmx2枚ダブルマット 前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中の写真家やアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せは銀塩写真とは比較にならない耐光性を持ち数十年単位の鑑賞に耐えます。写真データに傷や劣化の補修、コントラストなどの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1930年代 乗船客と自由の女神の写真アートプリント
1930年代、米国への移民乗船客が初めて自由の女神と出会い客船のデッキで歓声を上げる写真です。
大西洋を一週間かけて渡った客船は、ニューヨーク港入り口でアンプローズ灯台船を右に見てアンプローズチャンネルに入ると水先案内人が乗船、アンプローズチャンネルを抜けてアッパーニューヨーク湾、正面遥か遠くにロウワーマンハッタン、近づくにつれて摩天楼は大きくなってゆくでしょう。しばらく進むと左手に自由の女神が見えます。乗船客は自由の女神を見上げて「アメリカに着いた」と初めて実感を得ました。それ故に、自由の女神に向かって歓声を上げる船上の光景はしばしば見られるものでした。船は自由の女神を越えて、一旦エリス島をやり過ごすと、ロウワーマンハッタンを正面に見上ながら左手奥のハドソン川に入り埠頭を目指します。
第一次大戦の際のアメリカの有名なプロパガンダポスターに、客船のデッキから大きく自由の女神が見える図柄のものがあります。目的は戦時公債購入の呼びかけですが、そのポスターの上部のキャッチコピーは「Remember Your First Thrill of AMERICAN LIBERTY」と謳われています。第一次大戦時に移民一世、つまり自身が移民として大西洋を渡って自由の女神に感動した人がどのくらいも割合だったのかはわかりませんが、ほぼすべてのアメリカ人の先祖は移民、そのポスターはアメリカ史の中でも重要な史料とされているもので、自由の女神に初めて会った時の感動は世代を超えてアメリカ人の血に脈々と宿っているものです。この写真は単なるストリートフォトですが、自由の女神との初めての出会う歓喜の瞬間そのものを捉えたものです
・ 雑感
映画「海の上のピアニストThe Legend og 1900」をご覧になったでしょうか? 荒野の用心棒、夕陽のガンマン、アンタッチャブル等々、イタリア人作曲家、映画音楽の巨匠として高名なエンニオ・モリコーネが2020年に91歳で他界しました。1900の音楽もエンニオ・モリコーネ、この映画の冒頭で「The Legend of the Pianist」の音楽をバックに進んでゆく客船の視界に自由の女神が現れ、それを見つけた一人の男が自由の女神を指さして「アメェーリカーッツ」と叫び、デッキ上の乗客が大歓声を上げるという印象的なシーンがあります。そのシーンが頭に焼き付いて離れません。この写真は、1900の冒頭のシーンを彷彿させるもので、船上の歓声が聞こえてきそうです (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Photo Ocean Liner INDEX
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納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】