● 1935年 客船ノルマンディー 88番埠頭初停泊の写真 額入りジクレーアート
≪SS Normandie Maiden Stay at Pier 88 N.Y.≫
額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください
送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます
撮影者 :Roger Schall
撮影年 :1935
額縁・マット : カマボコ型 12mm t=1.5mmx2枚ダブルマット 前面1.8mm厚UVカットアクリル(クラレ・コモグラス)
額縁とマット色をお選びいただけます
・黒艶消し額縁 X ブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
・白ツヤ額縁 X ネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ : 410mm x 525mm
作品サイズ : 272mm x 407mm (内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは282 x 417mm)
当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中の写真家やアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せは銀塩写真とは比較にならない耐光性を持ち数十年単位の鑑賞に耐えます。写真データに傷や劣化の補修、コントラストなどの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています
● 1935年 客船ノルマンディー 88番埠頭初停泊の写真アートプリント
ニューヨーク、マンハッタン客船ターミナル88番埠頭に停泊する客船ノルマンディーの写真。デッキ上の様子や撮影者の事情から、初入港の1935年6月4日の翌日6月5日から6月10日の間の早朝に撮影されたものと思われます。
フランスの写真家ロジェ・シャールは、客船ノルマンディーの処女航海に乗船し、船上の写真、ニューヨーク到着後の写真を数多く残しました。これらの写真は、写真集「Le Normandie voyage inaugural Le havre-New York」で見ることができます。この写真集の表紙には、同じ88番埠頭に停泊する夜のノルマンディーの写真が使用されていますが、こちらは明るい時間に右舷側、かつて海沿いに通っていたウエストサイド高架ハイウェイの高架下あたりから見上げたものです。どの写真が良いということは個人的な問題ですが、この写真はノルマンディーの船体鋼板の継ぎ、船銘板のデテールが詳細に写されており、大変に重要な写真と考えられます。ロジェ・シャールの客船ノルマンディーの写真回顧展の告知ポスターにはこの写真が使用されました。
ロジェ・シャールは、客船ノルマンディーの処女航海に乗船してニューヨークに降り立ちました。ノルマンディーの初入港時、ニューヨークは大騒ぎになったと伝わります。翌日からは、ノルマンディーの船内見学(料金は50セント、大変な人気に応えるためとか、目のくらむような建造費用を少しでも取り戻すための涙ぐましい努力だったとか、諸説あります)が行われ大変な行列ができました。そのような大騒ぎが見えないこと、船上の船員の落ち着き振り-ニューヨークを眺めている風-から見て、大騒ぎの真っ最中とは考えられず、入港の後の朝早い時間の撮影ではないかと思われます
・ 雑感
ノルマンディーの処女航海では、乗船客の下船後、船内の陶製の灰皿のほとんどが記念品として持ち去られていました。1000個は下らなかったと思われます。四角い陶製の灰皿は、当時のフレンチラインの船で共通に使用されたものでしたが、ノルマンディーのものは「S.S. NORMANDIE」の船名が入れられていました。船員たちは、灰皿が足りなくなったために、この停泊中にニューヨーク中を駆けずり回って復航に使用する船内用の灰皿を買い集めたのだとか・・・。在庫を使い切った後、新たに作られた灰皿からは「S.S. NORMANDIE」の文字は無くなり「FREANCH LINE」もしくは「CIE GLE TRANSATLANTIQUE」の文字が入れられたものが使用されるようになりました (T.O.)
【Maritime Gallery Ocean-Note】
● ジクレーアートプリント・客船 LL/Photo Ocean Liner INDEX
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納入事例
客船ポスター四方海話
船と港のエッセイ 1
船と港のエッセイ 2
【Maritime Gallery Ocean-Note】