1933年頃客船レックスとコンテ・ディ・サヴォアの写真 3242LL

● 1933年頃客船レックスとコンテ・ディ・サヴォアの写真額入りジクレーアート
　≪SS Rex & Conte di Savoia in Genova≫

額縁・マットの色をプルダウンにてお選びください

インテリア 1933年頃客船レックスとコンテ・ディ・サヴォアの写真 3242LL

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1933年頃客船レックスとコンテ・ディ・サヴォアの写真 3242LL
販売期間:
価格:	12,400円 (税込)
額・マット:
購入数:	個

送料無料。お届けはご注文後約7日です。価格にはアートプリントとマット・額縁、全て含まれます

撮影者　：anonymous
撮影年　：ca.1933
額縁・マット　：　カマボコ型　12mm　t=1.5mmｘ2枚ダブルマット　前面1.8ｍｍ厚UVカットアクリル（クラレ・コモグラス）
　　　　　　　　　　額縁とマット色をお選びいただけます
　　　　　　　　　　　・黒艶消し額縁Ｘブラウン/ライトベージュ・ダブルマット
　　　　　　　　　　　・白ツヤ額縁Ｘネイビー/ライトブルー・ダブルマット
額縁サイズ　：　525ｍｍ　ｘ　410ｍｍ
作品サイズ　：　407ｍｍ　ｘ　272ｍｍ　（内側マット抜きサイズ、表側オーバーマット抜きは417 x 282mm）

当商品は伊勢和紙に顔料インクを用いたアートプリントを国産材料で額装したものです。奥行きを持たせる濃淡色二重のダブルマット仕様です。伊勢和紙は伊勢神宮の奉書紙として漉かれ全国の神宮大麻に使用されています。インクジェットに意欲的で、伊勢和紙アート紙は新たな表現材料として世界中の写真家やアーティストに使用されています。マーメード紙程度の表面テクスチャーによる風合いが楽しめ、無酸性紙に顔料の組合せは銀塩写真とは比較にならない耐光性を持ち数十年単位の鑑賞に耐えます。写真データに傷や劣化の補修、コントラストなどの可塑修正を施し、テストプリントを繰り返し微調整して仕上げています

● 1933年頃客船レックスとコンテ・ディ・サヴォアの写真アートプリント

ジェノバ港、ポンテ・デイ・ミッレの客船ターミナルに停泊する客船レックスとコンテ・ディ・サヴォアの写真です。
イタリアンラインは、ジェノバのNGIとトリノのロイドサバウド、トリエステのコスリッシュの3社がムッソリーニの国営企業化戦略によって合併して1932年に設立されました。先立つこと2年、ドイツの第一次大戦からの復興を目の当たりにしたムッソリーニは、まだ世界的に余り是認されていなかった財政政策に着目し、ドイツのスーパーライナーに倣ってNGIには客船レックス、ロイドサバウドには客船コンテ・ディ・サヴォアを建造開始させていました。英国がケインズを認めず均衡財政で緊縮予算を組んでいた時期です。1932年、2隻のスーパーライナー完成と時を同じくしてイタリアンライン発足、イタリアンライン及び両船の本拠地・母港はジェノバになりました。
ジェノバはローマ時代から港湾都市、金融都市として栄え、現在ではイタリア最大の港であるばかりでなく、コンテナの取扱量はマルセイユよりも多く地中海で最大です。現在、見事に近代化されたクルーズ客船のターミナルがあるポンテ・デイ・ミッレは、深い入り江になったジェノバで最も古い港で、背景には丘が控えて中世の雰囲気を持つ風光明媚なことはご存知の通りです。通常、ランニングメイトの客船同士は、港で一緒に停泊することが稀でなければなりませんが（一方が米国近くにいれば、一方は欧州側にいなければ「組んで」いるとは言えません）、この二隻の場合はしばしばジェノバで一緒に停泊していました。イタリア人のおおらかさで、余りスケジュールを厳格に守るという感覚を持っていなかったといわれます。それでも愛されるのがイタリア、地中海航路という特徴もあってイタリアンラインの客船は大いなる人気を誇りました

・雑感

ジェノバのスパゲッティで有名なジェノベーゼ、無論ジェノバの名前をいただいた訳ですが、これはバジルの葉っぱにチーズとオリーブオイル、松の実を加えてペースト状にしたものです。別名は吝嗇家のスパゲッティとも呼ばれます。ジェノバに入港する船が沖に着くと、ジェノバの背後の丘に繁るバジルの香りが届いたといいます。ジェノバではバジルはいくらでもある野草であり、この「タダ」のバジルを使うために吝嗇家の・・・と言われた訳です。瓶入りのペストも悪くはありませんが、生のバジルで作る本当の味は全然違います。お試しあれ (T.O.)

【Maritime Gallery Ocean-Note】

● ジクレーアートプリント・客船 LL/Photo Ocean Liner INDEX

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